とはいえ改造フェンダーに基礎を持つコンポST系を
フェンダー・ギブソンと単純比較するのはナンセンスだ

FRT系アングルヘッドはランディ・ローズの初期プロトタイプに起源があり
初期の仕様はトレモロレス(正確にはシャーベル出身のサンドヴァル製作)
その後若干シェイプを変えてシンクロやFRT仕様となる(V系モデルとして定着)

その後もジャクソンのFRT仕様やヤマハRGX・愛馬RGなどがアングルヘッドを採用
原型ともいえるシャーベルがフェンダーにクレームをつけられたため
他メーカーは段付きヘッドのコンポSTは作りづらかった(日本製を除く)
MMもAXIS(段付き)を経てWolfgangなども採用している
ロックナットでテンションバーでもアングルにすると
構造的には分離が良くなる傾向がある

因みにエディの5150ST(ホッキースティックヘッド)は段付き
FRTなのでテンションバーもあるがナット〜1・2弦間がかなり長いため
エディはリテイナーをつけている(テンション調整)