以前雑誌で連載されてたフェンダー創成期の話で誰だったか、ジョージフーラトンが言っていた話かはっきりしないけど
ラディアス作るためにネックの指板面をラウンドに削る機械を新導入する際に、それまであった他のギブソン社とかのスパニッシュタイプのギターよりもコードが押さえやすく弾き心地が良いことを売りにするためあのラディアスになったそうだ
実際のところは今までギターとしては使われたことないワンピースのメイプルの強度が当時の新進気鋭フェンダー社のソリッドエリクトリックという新しい楽器の最大の売りだったから(本来はトラスロッドを入れる必要性がないほどネックに硬い木を選別していた)、
さらにネック強度に安定性をもたせるためにもあのラウンドは必要だったとか
たしかに弦が張られ、その張力にさらされる指板面が、平らに近いのとラウンドになっているのでは後者のほうが反りに対して強くなるのはわかる
すべて、トラスロッドナシで当時のギターに使われるヘビーゲージ弦に負けないよう考えられた措置だった
だが御存知の通り、製品化の段階でエスクワイア/ブロードキャスターには結局湾曲トラスロッドが入れられるようになる