たしかにあんまり長く書くとどこに返答したらいいかわからなくなるな、
自分が書いたことも忘れるし。レスもつけにくい。だから手短に。

ちなみにあっしは美術関係者ではない。プロと素人についてケージをめぐって
云々するのはまさにアイロニカル(しつこいね、おれも)だけど、まあ、そこそこの
量は聞いてるとだけ言っておこう。キリがないからね、こーゆー「俺は知ってるぞ!」
戦争は。そういうんじゃなくて。

>前衛という文字が、僕にはどうしても「前提」に見えてしまう。
このあたり、罠か?w というか、というかこれで決まり、かも。
まさに、前衛というのは後衛があって成り立つ言葉。
詐欺師…の匂いするね。どういうつもりでレコード出してたのか。
このあたりはベンヤミンの「複製技術時代の芸術」あたりをからめると
いいんだろうけど、手元にないし時間もない。ipodあたりもここらあたりにつらなるか?

反権威主義者だった自分が権威になり、それをありがたく聞きに来る聴衆。
詐欺師、かね。最後の来日コンサートに行けなかったのが残念。ダダイズムってなんでしたか?
って、聞いてみたかった気もする。「ダダイズムと素人考え」とかさw

っていうか、僕はケージを全否定してるわけじゃないのに、「素人がうるさい」み
たいな発言ってなに?っていうか、そもそも音楽に素人もプロもないよねーみ
たいなフレームがかつてのケージの作品のフレームのひとつでもあったような気
がするだけどさあ。

なんか映画における小津に近い? ケージの扱いってw 

>他人の評を引いて論ずれば十分なわけで、そういうのを否定はしないが激しくつまらん。
いかに他人の評をひかずに自分の言葉で語るか?の方が大事だと思うけどね。
もっと自分の頭と言葉でモノを考えようよ。そうやってマッピングしなきゃあ
ほんとにただの消費者だ。

聞くこと、演奏することも大事だが、思考することがもっとも重要。
「演奏しなきゃわからない」という人は小林秀雄でも読み直してください。

「大文字音楽=イデオロギー」を飲み込むっていうか、
「社会」(っていうのがどのようにあるかを考えつつ)の中でマッピング
し続けることが、そのジャンル(それを享受している自分も含めて)をスポイル
することから逃走しようする(いつまでも追っかけてくるけど)ことが大事
なんじゃないかね。人間の端末化に抵抗すべきなんですよ。ちょっとずれるか。

ケージについては「素人考え」だけど、ライブ・エレクトロニクスにおける
コンピューターの取り扱い方と演奏のブラックボックス化ってのが僕的には
いまちょっと問題で、そのあたりに参考になるかも、と思っている。

>音大生は聴きもしないし勉強もしない
>美大生は聴きもしないが、知ったかぶる
>これはどっちもどっちではないのか
じゃあ、いったい、誰が聴いているのか?

>つーか、そろそろケージはそんなにアナーキストだったのか?って疑問が出る頃だ
アナーキストじゃないでしょう。せいぜいダダイスト。結局はジャンルを補強
している。だから「拡大」といったわけ。「破壊」じゃない。