>>21
>12音技法の12の音を平等に扱う=共産主義の平等 と同じ。

 と言われて、久々にマルクスとエンゲルスの「共産党宣言」を本棚から引っ張り出して、
ノミトリマナコで読んだ訳だが、「平等」という言葉は、たった2か所でしか使われていなか
った。
 それも、一か所では「ブルジョア的な自由及び平等」という、批判的な表現で、もう一か
所もバブーフの反動性を批判する文脈で、どちらも否定的な含みで使われていた。
 政策綱領の部分で「強度の累進税」を主張していたが、これは富める者と貧しい者を平
等にする目的ではなく、ブルジョアジーから資本を巧妙に没収する目的であるのは、前後
の論脈から明らかだ。
 「共産主義=平等主義」というのは、誰が最初に主張したのかねえ? というか、平等主
義を主張した共産主義者なんて、そもそもいたのか?

 十二音音楽の理論をマルクス・エンゲルスに聞かせたら「そんなものはブルジョア・イデ
オロギーだ」と斬って捨てられそうだ。