つまり芸術作品は、作家が残そうとして残したのではない。
残るべくして残ったのだ。だから、残すために新しい技法を考案とか、くだらない。トリスタン和音や属7に美意識を感じるなら、素直に従えばいい。
無理して無調を書く必要はない。無調を書くのは、無調に美意識を感じる人に任せたらいい。

芸術は世に出て批判の嵐を受けるべきだとか、議論し合うべきとか、てんで的外れ。
しいて言うなら、批判や議論は芸術学者のすることで、芸術家がすることではない。