中学〜工房まで付き合ってたカレシ、手先が器用で自作フィギュアとか作ってたのね。それに対して私はすごく不器用。
でも彼手編みのものとかすごく欲しがる人だったので
イベントごとにちょっと良い毛糸買ってボロボロのマフラーとか手袋編んだり不恰好なケーキとか作って渡してた。
んで彼が器用なのも知っていたので「なんか手作りの物つくって欲しい」
と一度お願いしたんだけど「めんどくさい」って断られて、
イベント時は工房にしては高価な物を買ってくれてた。
でも卒業が近くなったある日、彼の部屋に行くとなにか作りかけものに布がかぶせてあって
コッソリ見るとフィギュアと高そうな写真たてがあって、フィギュアは写真たてに組み合わせるようになってた。
以前手作りのものをホスイーって言ったときにこういうのをねだったので
「ホワイトデーのお返しかな?」って心待ちにしてたんだけどホワイトデー過ぎても卒業式過ぎても手元にこない。
思い切って聞いてみるとなんかモゴモゴ言ってはっきりしない、
問い詰めてみるとなんでも半年以上前から気になっていた「遠くの大学へ行く女の子」への
プレゼントで、もう渡してしまったとのこと。
半年前になんとなく気がついて「別れよう」ってこちらから言った時に
「オマエの考えすぎだし、お前とは付き合い長いし結婚考えてるから」
ってそれを信じて気にしないようにしていたのもあってすごくショックだった。
なによりも「おまえとはどうせ結婚するから他の女と結婚前に・・・・」とか
そのあげたものも私が前に欲しがったのをヒントに「女の子はこういうのを喜ぶのか」
と思って作ったらしい事、
ついでにベラベラとその子の前で私の作ったものは全部外していて
学校が終わってから私と会うときに付け直していたらしい事もゲロってくれて・・・。
謝られてその後すぐに同じようなものを作って渡されたけど
もう信じられなくなって結局別れた。

工房の甘ちゃんな頃の思い出だけど
その後カレシできて、普通のご飯とかは作ったけども
なんとなく手作りモノをイベント時にあげるっていうのはしなくなってたなあ。
あれからもう15年経ったし、今年は旦那へなんか作ってみようかな。