>94 86です
ここだけ浮きそうなコメントになりそうですし、何言っているんだかと言われそうですが・・・。

今の建築家の作風の流れから言うと、一言で言えば引き算のデザインで
空間に余計に思える色や線が入るのを嫌います。ステンドグラス作家が歩み寄るとしたら
この課題をどうするかなんだと思います。
逆にこの引き算デザインが本当に素晴らしい住空間かと言えば、私はそうとは思わなくて
住み手が考えるもの、何かを付加して佇まいを作るものだと思ってます。
じゃないとまるでモデルルームですから。
絵画的要素であとでステンドグラスを付加してください、というのも
ある意味施主のセンスでうまく配置できたら、それはそれは素敵だと思います。

シャフラットやシュライター 初めて聞いた名前です。
少し調べてみましたが、現代絵画的構成のステンドグラスなのでしょうか。
この作品が嵌っている空間を見たことがないので何とも判りません。

先にも言いましたが、引き算デザインになると それでも現代絵画風デザインでも
建築家が窓として取り入れるのを嫌う理由がよく解るんです。
実は自分でも、空間に合っていると思うものを見て感じたことがないんです。
ステンドグラスだけ浮いている、建築デザインがカバーしてないと思うことばかりです。

今後、ステンドグラスやガラス工芸作品と建築が本当に一体化して素晴らしいと思われる
空間ができたときこそ、次ぎにすごいブームが来ると思い願ってます。
建築の雑誌ですごく良い空間が紹介されたら、多くの建築家は我先に取り入れる方向に
なると確信しています。