日本のアルゼンチン・タンゴ界が不幸なことは、ショータンゴ、サロンタンゴ、ミロン
ゲーロ・スタイルがご茶混ぜになっていること。割と大きなミロンガ会場等で,ショータンゴ
のポーズを作っている人(太極拳と勘違い)、混雑している会場でボレオやサカーダ
で足を振り回している(タコ踊り)女性、(させている男性)が見うけられる。アルゼンチン
タンゴ・ダンスとは音楽を二人が共有しつつ、その情感(センチミンテブ)に浸って二人が
踊るもんだと思うが、どうですか。日本には男女が、社交で躍る慣習がないとはいえば
、それまでだが。(注・今の社交ダンスとやらは、社交でもなんでもなく、踊りの順位
を競う、競技ダンス、社交ダンの先生とやらの生活を維持するための、体のいいホストクラブ。) 
 日本人にとって、外国の音楽に浸って外国の踊りを皆で楽しむということは、所詮むりがあるのかも。