>>470
審査員じゃないからあくまで個人の受け取り方での感想だけど
パソコンも機械もない時代にお城を築城するなんてすごいことじゃないか?
築城に関わった若者たちの姿・情熱を今の自分たち(若者)に置き換えて
僕たちが名古屋を作っていこうよっていうメッセージ性がある
僕たちの先祖が名古屋城を築いたんだから眠っているその情熱を呼びさませってことでしょう
「眠っている情熱を呼びさませ」自体が鯱の結成当初からの永続コンセプトだけど
どまつりを作る原動力にもなったチームだからこその説得力で
「僕たちが名古屋を作る」なんて他の学生チームには言えない
演舞を見た人が「あぁ綺麗だね」「上手いね」って思うだけでなく
未来につながる活力を与える演目になっている

名古屋城の実際の襖絵をモチーフにした手書きの虎の絵も見事だけど
その襖絵の幕に隠れて踊り子が出ハケ移動して衣装替え
幕を倒した瞬間に金色の衣装で後ろ向きで進んできてからの連鎖はこれも鯱では新鮮だった
衣装も脱いだ上衣を腰にぶら下げるスタイルは鯱ではあまり見なかった気がする
男だけの歌おうまいパートも新鮮、2回目の衣装替えを入れるのも新鮮
今までは後半の衣装替え後に横一列に並んで全員でほぼ同じフリをすることが多かったけど
名古屋城の幕を出す前に斜めに並んで隊列に変化をつけた

パレードでも踊り子一人一人がお客さんの目を見ながらきちんと笑顔を作る訓練ができている
大賞演舞でも最後の名古屋城の幕の左の田園風景の幕の右端が綺麗に開かなかったけど
名古屋城の幕の方にグイっ!と引っ張ることで粗を隠す徹底ぶり
何で引っ張られたのかわからない左の子は引っ張り返すけど微動だにしない
お客さんのために最高のものを見せることに徹しているのがわかる瞬間だった