【動物行動学】ネズミが車の運転を習得、ストレス軽減効果も 米研究


10/24(木) 19:16配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191024-00000038-jij_afp-sctch

【AFP=時事】カラフルなシリアル「フルーツループ(Froot Loops)」を褒美として与えることで、ネズミに「車の運転」を習得させることに成功したとする研究結果が発表された。
小さな車の運転を覚えたネズミには、ストレスの軽減がみられたという。

【写真】運転を訓練した後、ご褒美のシリアルをかじるネズミ
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 米バージニア州にあるリッチモンド大学(University of Richmond)のケリー・ランバート(Kelly Lambert)氏は23日、AFPに対し、
経験や挑戦によって脳の神経系がどのように変化するかという「神経可塑性」に長年興味があったと説明。
特に、研究室の閉鎖空間で飼育されているネズミと、より自然に近づけた環境(豊かな環境)で飼育されているネズミの行動能力の違いを探求したいと考えていたことを明かした。

 ランバート氏の研究チームは、ロボットカー製作キットを改造したミニカーを作成。
透明なプラスチック製の食品容器とアルミ板を用いた「運転席」を取り付け、前方の左側、中央、右側にそれぞれ水平に銅線を渡した。

 ネズミが運転席のアルミ板の「床」に乗り、銅線に触れると電気回路がつながって、ネズミの「選んだ」方向に車が動く仕組みだ。