シャープは最新の液晶技術「UV2A」パネルの中国生産に乗り出す。
亀山第1工場(三重県亀山市)の第6世代設備を売却し生産協力する、
南京中電熊猫液晶顕示科技(南京市)の新工場に新技術を導入。
同じく中国生産を計画する韓国、台湾勢と差別化して、薄型テレビの
競争力強化につなげる。
また新工場の稼働は当初予定の2011年3月から10年内に前倒しし、
コスト競争力に優れる現地生産パネルの搭載を急ぐ。

UV2Aは紫外線(UV)によって配向膜の高分子を制御する配向技術で、
現在主流の垂直配向モード(VA)方式などと比べて高精度な制御が可能で
開口率も高い。
発光ダイオード(LED)バックライトとの組み合わせに適し、高画質と
省電力を両立できるのが特徴。
昨年10月に稼働した堺工場(堺市堺区)と亀山第2工場で相次いで導入
している。


http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320100203aaaa.html