強盗容疑者は実の息子 被害の父気付かず、逮捕で発覚
2015年9月26日1時8分
http://www.asahi.com/sp/articles/ASH9T7JQ5H9TTLLS00L.html

 25日午前9時ごろ、北九州市八幡西区の男性(68)宅に郵便局員を装った男が押し入り、男性を殴って預金通帳や印鑑を奪って逃げた。
男が金融機関で通帳から現金を引き出そうとしたことなどから、福岡県警は容疑者を特定。発生から約8時間後に強盗致傷容疑で逮捕された男は、被害者の実の息子だった。

 八幡西署の調べでは、逮捕されたのは同市小倉北区の無職、真加井(まかい)公一容疑者(36)。
父親が1人で住む実家を訪れて「金を出せ」と脅したが断られ、顔などを殴り、通帳などを奪って逃げた疑いがある。父親は10日間のけが。
息子とは20年近く音信不通で本人と気づかず「強盗が入った」と110番通報したという。
 息子は通帳を市内の金融機関に持ち込み、本名を名乗ったが、委任状がないため引き出しを
拒まれた。父親は病院で署員から確認され「息子だったかも知れません」と話したという。