>>506 続き3
3月25日、Erinは最初の瞑想レッスンのためにティムの家へ向かった。
レッスンコースは4部構成で、小さなシアタールームで行われた。それぞれのクラスは2時間で、それぞれの授業のはじめには
ロスの素晴らしい景色が一望できるバルコニーで過ごした。
ティムは興奮しているように見えた。なぜならこの訓練が彼の新しい仕事に有益だって確信してたからね。
それから彼は悟りについての質問をいっぱいして、どうやったら深い幸せ deep happiness を見つけることができるか聞いた。

2人はよく結託し、順調に進めた。
授業の進め方が、ティムが読んだ通りの順序じゃないことに多少受け入れがたかったようだけれども。

3月28日、フラストレーションで我慢ができなくなって、ティムは泣いてしまった。
「僕はセンシティブなんだ。かつ僕を深く傷付けるものが多すぎる。」
Erinはクラスを中止し、ティムを落ち着かせようとした。
その場にはティムの友人2人がいてとても心配してたけど、彼らにできることは何もなかった。

これが彼の最期の瞑想レッスンとなる。
4月8日、ティムはロサンゼルスを立ち、出発前までに次のレッスンの予約をすることができなかった(あるいはしたくなかったのかもしれないが)。
Erinは休むことを進め、もし可能なら戻ってきたらまた会いたいと望んだが、その日は来なかった。
4月20日、Erinはティムのニュースを聞く。
休暇中のオマーンで命をたったと。ニュースは世界中を駆け巡り、現代ポップミュージックのシンボルの一人

「彼のことをもっと助けてあげられたんじゃないかと感じてる、それからこうも感じる
彼は自殺のことを時々考えていたんじゃないかって。心の奥底で。」Erinはいう。
「そしてたぶんそれを、たびたび天秤にかけていたんじゃいか」と。
以上