観用少女って漫画がありまして
高価な生きてるお人形をめぐるショートストーリー集なんだけど
そのお人形には超高級ミルクやドレスが必要なのに、偶然人形の店に来た貧乏な人をとある人形がたいそう気に入っちゃって他の人に売れなくなってしまった
で、店員は人形には盗難時の保険かけてるから其の選ばれた貧乏な人にもってけ!と任せることにしたんだよね
で、その人はお人形と慎ましくも真っ当に生きるけど無理がたたって亡くなり、盗難品として警察によってお人形はお店に戻される
お店の人は、店頭にたときの高級ドレスとは全く違う地味な格好をさせられてるお人形をみて、「たいそう大事にしてもらったんだね」との声をかける
すると人形はひとつぶの涙を流すのよ

他の話はわりとこの人形金かかりすぎだね!でもかわいいは正義!みたいな感じなのでこの話は異色で印象深かった

私的には、求められてそこにある、というレベルでもモノとしての存在意義は満たされてるんじゃないかと思う