>>623
カミュが来るらしいけど、自分の望んだカミュではなく、曾孫あたりのセイン・カミュで少しガックリしていたけど、帰り道に子どもが保育園の保母さんに連れられて、一二一二一二一っと帰り道に子どもから逆ナンされそうになったので、怯えて僕は帰途についたのだった。

だが、私の求めるものはカミュの最強の最高傑作品は決して異邦人でもペストでも無く幸福の死でもなく、又、あの例のあれでもなく、そうして、悪戯に闇雲に書物を貪り読んだあの頃のシシュフォスの神話のプロメテウス的な彼でもなく、かの新潮社からたった一度だけ全集が出された中の第六巻の反抗的人間だと思うと主張するためにその主張を彼の血を授かった、若き栄光の若手ノーベル文学賞受賞者の曽孫のそのセインに直に納得させようと、目論んで、とぼとぼとダサい名古屋市のインターネット空間から、直に申込をしたところだ、そのまさにその時に、彼女の電話が鳴り、またイラッと来たが、放置プレイでそのまま昼寝したのだった、それがその翌朝だったのは言うまでもない。