三環系抗うつ薬、アミトリプチリン人気変わらず:日経メディカル
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/survey/202404/584062.html

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、三環系抗うつ薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、57.5%の医師がアミトリプチリン塩酸塩(商品名トリプタノール他)と回答した。

 第2位のアモキサピン(アモキサン)は13.4%、第3位のクロミプラミン塩酸塩(アナフラニール)は12.4%、第4位のイミプラミン塩酸塩(イミドール、トフラニール)は11.3%の医師が、
最も処方頻度の高い薬剤として選んだ。なお、アモキサピンは2023年2月より出荷停止および回収となっている。

図1 日経メディカル Onlineの医師会員が最もよく処方する三環系抗うつ薬(有効回答数8140人から処方経験のない4393人を除いて作成)

 図には示していないが、5位以下は次の通り。
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・ドスレピン塩酸塩(プロチアデン) 2.2%
・ノルトリプチリン塩酸塩(ノリトレン) 1.7%
・トリミプラミンマレイン酸塩(スルモンチール) 0.9%
・ロフェプラミン塩酸塩(アンプリット) 0.6%

 三環系抗うつ剤を使う機会が減ってきているためか、過去の調査から順位に大きな変化は見られなかった。

(第1回調査(2015年11月)、第2回調査(2017年8月)、第3回調査(2019年3月)、第4回調査(2020年11月)、第5回調査(2022年7月))