海賊版ダウンロードに罰則 来年1月、漫画など全般 改正著作権法が成立
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060500162&;g=pol

 インターネット上に無断で公開された漫画などを、海賊版と知りながらダウンロードする行為を禁じた改正著作権法が5日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。
悪質なケースには刑事罰を科す。2021年1月に施行される。

従来、違法ダウンロードの罰則は音楽・映像に限られていたが、漫画のほか書籍や論文、コンピュータープログラムなど著作物全般に拡大される。

 数十ページの漫画のうち1〜数コマといった「軽微なもの」は違法とはならず、二次創作・パロディーも除外された。
スクリーンショットに違法画像が写り込むケースや、著作権者の利益を不当に害しないと認められる「特別な事情」がある場合も対象外となる。

 刑事罰に問われるのは、正規版が有償で提供されている著作物を継続的にダウンロードした場合。
起訴には著作権者の告訴が必要で、有罪なら2年以下の懲役か200万円以下の罰金が科される。