>>906
下卑た話題とはこれである

イーロン・マスクという人間の精神構造に関する私の考察である

彼に興味を抱いたのは彼が鬱病であるということ、そうしてSSRIに対する正しい認識を持っているということ、更には彼自身が日本の定義で言えばジャンキーであると言う報道に拠る

彼は普段は幻覚剤で一時的に統合失調症様相をもたらすケタミンを常用して鬱病という難病を凌いているそうで、彼のような富豪であり世界に誇るソーシャルメディアであるTwitterやテスラ社の代表取締役社長という立場から容易に想像できるように、非常に多忙な休まるときも無い日々を送る羽目となる人付き合いに際しては、普段服用している量の何倍であるのかは報道されていないし、私自身彼がケタミンを服用しているところを見たことがないのでこの報道自体が嘘かもしれないという様々な要素を含んでいるのであるが、これは非常にメッセージ性の強い報道であった
殊に薬剤や精神変容や薬学、薬理学、精神医学や社会科学全般に興味のある人間ならば誰しもがこの報道に興味を持ったはずである

さて、どこから話すべきであろうか
私は別に人を慰めたり喜ばせたりするほどの力を持たないのであるのだから、どこから綴っても良いように思われるかもしれないが、何事もはじめと終わりが大切なのである

彼はそうこの先、それほど長生きできるかどうかは判断つかぬが少なくとも暗殺されたりすることはあるまい
しかし、良くあるようにこのようなInnovationを引き起こそうと躍起になっているアメリカ型人間が長寿を全うしたという例を私は知らない

富豪でも鬱病になるのだ
これ程つまらぬ結論はあるまい
富豪だからこそ鬱病になるのである
彼は富豪の有閑階級に属しながらも、有閑階級特有の遊びを何一つしていないように思われる
彼も一人の人間であり弱い人間であるからこそあれ程の支持者、今風の言葉に直すならフォロワーがいるのである
そうして彼は自分で世論を形成できる程にまでなってしまった謂わばアメリカ型の事業家である
そうしたアメリカ型の事業家の栄光の日々は短く、歴史に名を残すもそれは短命に終わる場合が多い
しかし、自動車産業に手を出したことは彼の栄光を少なくとも長命化させる手段、目的は達成されたというものの、それはフォードほどではあるまい
フォードの自伝である藁のハンドル、これは名著であるが私は何かの節に本棚の何処かにしまい込んでしまい今となっては何処にあるやらわからない状態である

さて、話が随分脱線したかのように思われるのでここいらでこれ迄の流れをザッと大まかに見てみよう