世の中には,本質的に数学サイドの人と本質的に物理学サイドの人がゐる.
思考の自由を求める数学に傾倒してしまふと,われわれが現に生きる現実は息苦しい.
物理学ですら緊縛的拘束のやうに耐へられない.

経済学も現実に制約される学問だが,物理的制約よりも社会的な制約をよりキツイと感じるか
より自由度が高いと感じるかが分水嶺だ(って何のだ?)

(物理学よりも経済学を選好する理由は,この分水嶺のこっち側にゐるってことよ)