資本主義経済は多くの人をサラリーマン化した。
かつて仕事は家族の中にあり、家族と企業は分離しておらず、
多くの家族が稼業をもっていた。
しかしサラリーマン家族はそうじゃない。
サラリーマン家族は子孫をサラリーマンにしなきゃならない。
それがかつての家族よりも難しいことになっている。
そのために高度な教育競争をしなきゃならないし、
そのための教育投資にあくせくするようになった。
それでも成功するとはかぎらない。
OECDの調査でもサラリーマンの再生産がうまくいかなくなってきていることがわかる。