『従って史的システムの資本主義とは,諸所の生産活動を統合する場であり,時間
と空間の限定された具体的な存在なのである。そこでは,あくまで資本蓄積こそ
が重要な経済活動のすべてを支配する目標ないしは『法則』となっている。
それはまた,はじめからこの法則に沿って活動してきた人々が社会全体に決定的な
影響力を及ぼし,他のひとびとにしても,彼らの行動パターンに従うほかはない
状況をつくり出した。そうしない限り,報復を受けることは必至となったので
ある。史的システムの資本主義とは,こうした法則-価値法則‐の貫徹する
範囲がどんどん拡大していき,それを強制する人びとが益々威丈高になって
ゆくような社会システムなのだ・・・(中略)・・・私見ではこの史的システムは
15世紀末のヨーロッパに誕生した・・・(略)』(ウォーラーステイン,史的システム
としての資本主義)

前半部分について彼の意見に意義を挟む者はそういないと思うが(何故なら
異議をすればそれは資本主義は史的に存在しなかったという反証をする必要
がある』,彼は『資本主義』の成立は15世紀末と考えていたようだ(イタリアか?)

され,『技術進歩率』,『全要素生産性』を支持するキミ,

1 まずは『何時』資本主義は始まり(証拠を述べよ)
2 時代時代の財がどれだけ存在し,どのような生産形式であったか。又それを
 定義する個々の関数を作るにあたっての土台。
3 そしてそれらが連関する『システム』及び『進歩』としての『技術進歩率』
 を1〜3まで澱みなく答えてくれないか?