計算は簡単ですね。
円が10%下がる毎に、コストは1%〜1.5%程度増えます。
つまり日本のGDPは下がるということです。

一方で、輸出がGDP比1%〜1.5%程度増えるようなら、GDPは変わらないことになります。
それ以上だとプラス、以下ならマイナス。
ただし、日本の総労働時間は増えることになりますから、高い失業率に苦しんでいるならともかく、現状では得をしたことにはならないでしょう。

一般に輸出企業の利益や、株価の上昇といったプラスの効果が誇張されますが、それらを含めても、プラスにはなりそうにありません。
ちなみに統計的には、円安で成長した例、円高で不況になった例は、見つけられません。