2. LMモデルが次のように定式化されている。
Ms = Md       (貨幣市場の需給均衡式)
Ms = M         (一定の貨幣供給)
Md = L1(Y) + L2(i)  (貨幣需要関数)
L1 = L1(Y) = kY   (取引動機および予備的動機にもとづく貨幣需要)
L2 = L2(i) = M0 - ui (投機的動機にもとづく貨幣需要)

以下の問に答えよ。
1. k はなんと呼ばれるか。
2. u はなんと呼ばれるか。
3. LM方程式を i =・・・の形で求めよ。
4. uの大きさとLM曲線の傾きの関係を説明せよ。

3. IS-LMモデルが次のように定式化されるとする。
Y = C + I   (生産物市場の需給均衡式)
C = c0 + cY (消費関数)
I = I0 - v i  (投資関数)
Ms = Md       (貨幣市場の需給均衡式)
Ms = M         (一定の貨幣供給)
Md = L1(Y) + L2(i)  (貨幣需要関数)
L1 = L1(Y) = kY   (取引動機および予備的動機にもとづく貨幣需要)
L2 = L2(i) = M0 - ui (投機的動機にもとづく貨幣需要)

以下の問に答えよ。
1. 均衡におけるGDPの水準を求めよ。
2. 均衡における利子率の水準を求めよ。

4. 次のIS-LMモデルを考える。
Y = C + I + G   (生産物市場の需給均衡式)
C = 50 + 0.8Yd (消費関数)
Yd = Y - T    (可処分所得の定義)
T = T0       (一括固定税)
I = 730 - 50i  (投資関数)
G = G0         (一定の政府支出)
Ms = Md       (貨幣市場の需給均衡式)
Ms = 800         (一定の貨幣供給)
Md = L1(Y) + L2(i)  (貨幣需要関数)
L1 = 0.2Y   (取引動機および予備的動機にもとづく貨幣需要)
L2 = 800 - 50i (投機的動機にもとづく貨幣需要)

以下の問に答えよ。
1. IS方程式を求めて,Y = ・・・の形で答えよ。
2. LM方程式を求めて,Y = ・・・の形で答えよ。
3. T0,=G0=100とする。このときのGDPの均衡水準を求めよ。
4. 3.のときの利子率の均衡水準を求めよ。

5. 閉鎖経済下のIS-LMモデルで安定的な期待インフレが生じた場合のGDPの変化について,次の記述のうち正しいものはどれか。ただし,縦軸は名目金利水準であるとする。

1)IS曲線は実質金利,LM曲線は名目金利に依存するので,IS曲線のみ右にシフトしGDPは増加する。
2)IS曲線は名目金利,LM曲線は実質金利に依存するので,LM曲線のみ右にシフトしGDPは増加する。
3)IS, LM曲線とも実質金利に依存するので,両曲線とも右にシフトしGDPは増加する。
4)両曲線になんら影響を与えないのでGDPは変化しない。