労働者と金持ちという分け方に問題がある 論語などでは階級は一種の分業と考える
有能とか無能で分けるのでは無く 生まれながら役割があると考える 決して無駄な人間などいない
そして役割をしっかり果たした人が幸せになる 例え皇帝でも自分の役割を果たさなければ
政権交代や不幸なことに見舞われる
ここでは能力によって分けると言うより自分の役割を果たしそれに対する報酬(金とは限らない)
があるべきという思想

キリスト教のように能力や富がある人間は神に選ばれた人で人々を導く存在というのと違う
キリスト教は実力主義といえばそうだ 拝金主義に陥りやすいのも事実 資本主義の源流があるとも
考えられる
日本では階級は分業と言う意味合いもあった だから江戸時代の庶民文化が育った
侍と商人と百姓は基本的に自治で別の社会を作っていた そしてそれがうまく共存した社会で
侍至上主義と庶民文化が両立して育つことが出来た