思考2013と哲学2018との比較用目次:

               熊  野  純  彦
      2013                   2018

『マルクス 資本論の思考』せりか書房2013  『資本論の哲学』熊野純彦 岩波新書 2018
【目次】                  【目次】
                       まえがき―世界革命と世界革命とのあいだで―
はじめに――同盟綱領・再読――
序論 資本論をどう読むか
第T篇 資本の生成
 T・1 商品と価値             
 U・2 価値形態論            第1章 価値形態論―形而上学とその批判
 V・3 貨幣と資本            第2章 貨幣と資本―均質空間と剰余の発生
第U篇 資本の運動
 U・1 生産の過程 
                     第3章 生産と流通―時間の変容と空間の再編
 U・2 流通の過程 
 U・3 再生産表式 
                     第4章 市場と均衡―近代科学とその批判
第V篇 資本の転換 
 V・1 利潤                
 V・2 地代
 V・3 利子               第5章 利子と信用―時間のフェティシズム
おわりに――宗教批判・再考
                       終 章 コミューン主義のゆくえ
あとがき                 あとがきにかえて
                      ―資本論の研究の流れにことよせて―


『マルクス 資本論の哲学』熊野純彦 岩波新書 2018/1/19
目次
 まえがき―世界革命と世界革命とのあいだで―
第1章 価値形態論―形而上学とその批判
第2章 貨幣と資本―均質空間と剰余の発生
第3章 生産と流通―時間の変容と空間の再編
第4章 市場と均衡―近代科学とその批判
第5章 利子と信用―時間のフェティシズム
終 章 コミューン主義のゆくえ
 あとがきにかえて―資本論の研究の流れにことよせて―

『思考』で採用された(宇野弘蔵をトレースした)構成が『哲学』では再編されている。
第4章(#4)で経済表(再生産表式の前身)が再度紹介される(166頁)。
終章(#6)では『経哲草稿』「ゴータ綱領批判」*が新たに参照される。


「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて!」254頁(岩波文庫望月訳38頁)