統計学は帰納主義
経済学は演繹主義

新古典派経済学は合理的経済主体を想定すれば
均衡が保たれて資本主義市場経済システムが合理的に機能することを論証し、
その合理性に現実の人間を適応させるべきだと説く。
現実の経済がこのように機能していないならば、
それはこの理論が不合理なせいではなく、
現実の人間主体が「愚か」だからその愚かさのせいだというわけだ。
それゆえ、この理論は現実の人間主体を矯正するための「ディシプリン=調教」装置
としても政治的に機能している。