マルクス経済学 第4章
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◇過去ログ
マルクス経済学 第3章
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/economics/1504824267/
マルクス経済学 第2章
http://lavender.2ch.net/test/read.cgi/economics/1407899652/
◇資本論の主な翻訳
・岡崎次郎訳『資本論』(大月書店、1972年)
・資本論翻訳委員会訳『資本論』(新日本出版社、1982年) ※分担訳
・中山元訳『資本論』(日経BP、2011年) ※第1部のみを訳出したもの
・今村仁司ら訳『資本論』(筑摩書房、2005年) ※第1部のみを訳出したもの
なお、向坂逸郎訳『資本論』(岩波文庫、1969年)がよく読まれているが、これは上述した岡崎次郎が翻訳したものを、向坂逸郎の名で出版したもの。 >>881
そのモデルは現実をあまりにも単純化しすぎている。
現実的には、労働の市場と財の市場とでは
価格に対する反応の自由度(弾力性)に大きな格差があると想定するのが自然。
消費者がいつも買っていた商品を別の商品に選び替えるのに大したコストやリスクは要らない。
でも、労働者が転職するとなるとそのコストやリスクはそれなりに大きいものになる。
現在はネット通販があるからますますそうなっている。
一方、労働力のネット雇用化はすすんでいない。
想像してみてよ、消費者が価格ドットコムなどである商品の価格を比較していちばん安い価格で
その商品を買う労力と、労働者が仕事を探して転職するのにかかる労力との間には
現実問題として大きな格差や時差があるのがふつう。 >>867
> 自然放任主義は、長期的に見ればまちがいじゃない
> 格差が広がって、1%の金持ちと99%の貧困者に分離したら、購買力のある一般市民が育たないから資本家も没落する。
1%の資本家に富が集中し、その他の99%の購買力が下がったとしよう。
その場合、1%の資本家は困るだろうか?
彼らがそれ以上の利潤を望んでリスクを犯す動機がいったいどこにあるんだろうか?
どの程度の格差になったら負のフィードバックが働いて拡大が収束するんだろうか? >>883
> 労働者が不要になれば、国民総資本家の時代になるかもね。
資本制の市場メカニズムの中でどうやって全ての人が資本家になれるのか
さっぱり分からない。 >>873
特定の労働者を解雇する方法だけじゃなくて
商品の品質や量を減らしたり
被用者全体の賃金を下げる手だってあるんじゃないの? >>887
それは労働市場が硬直的だと労働者の不利益になる、って話でしょ。
>>867が競争が賃金抑制になるみたいなことを言っていたから、それへの反論として競争が十分なら生産性に見合った賃金が払われるよ、と言ったんだよ。 >>889
どの家計も企業株式を保有するようになれば、資本の共有が進むだろうね。
日本では全然進んでないけど。 共産主義も計画経済も、大恐慌の発生によって勢いを増した。
現代の福祉国家も、自由放任の資本主義を修正して大量失業に対応する必要がある、ということで生まれてきた。
だから、自由放任vs何らかの統制経済を論ずるなら、大量失業が自由放任主義とは切り離せないものなのか、それとも自由放任の枠組みの中で解決可能なものなのか、が重要な論点になると思うな。 >>892
株を所有できるのは富裕層のみ。貯金0の家計に株は持てない。 >>891
激しい競争にグローバルに曝されている企業と
そうでない独占的・寡占的な企業とを比較したとすれば、
前者のほうが高い労働賃金を労働者に払う傾向にあるだろうということ?
それは果たして自明だろうか?
そういう話をしているんだけどね。 だいたい格差格差だと、相も変わらず喚き立てるけどさ、下流層もいまと昔じゃぜんぜんちがうでしょ
昔のプロレタリアートはたしかに生きていくだけで必死だったよ
でもいまの下級層は、みんなエアコンも携帯もパソコンも持ってるよ
飢えよりも、メタボリックのほうを心配してるよ
資本主義で一番大事なのは技術革新だよ
技術が進んで生産性が上がれば、下流層も豊かになる
生産性の向上が一番で、格差是正なんてその次でしょ
1%の金持ちと99%の貧困者みたいな、極端な例を持ち出されて、過剰に格差を問題視されても困るよ 階級格差の固定化
格差間の拡大
これには今から手を打つ必要がある
なぜなら全ての国家を資本主義が飲み込みつつあるから
昔は戦争でインフレに出来たが現代では疑わしい
国家がコントロール出来なくなっている 貧困そのものよりも所得格差こそが犯罪率と強い相関がある
というデータがいくつかある。 >>854
>経済学における独占、寡占、完全競争は
>需要の大小が大きく関わる
PCの需要は大きいのにOS市場はWindowsとMac
スマホならAndroidとiOSの二つが寡占してるのはなぜ? 戦争のインフレは金が降ってくるぐらい良兆のことも多い。 労働者が頻繁に転職することが多い(流動性が高い)労働市場では
一般に労働者全体の待遇がいいんだろうか? 【ロイヤルニート警備員】 たかだか22人の皇族を警備するために、年間72億円も、税金ジャブジャブ
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1544839801/l50
日本のチベット問題、皇室の日本私物化を許すな! >>896
労働市場での買い手同士の競争、という視点から見ればわかりやすいかな?
少数の企業しか選択肢にない場合は、労働者は厳しい労働条件でも呑まざるを得なくなる。
いくつもの企業が選択肢にあれば、労働者はその中から最もよい条件を選ぶことができる。 >>902
生産性に見合った賃金が支払われやすいだろうね。 >>904
AさんとBさんとCさんがいて3人共乗馬をしている。
ただし、BさんとCさんは馬に乗って競争をしなければならない。
その競争に負けたら乗馬をする権利を剥奪されてしまうとする。
競争をする必要のないAさんにはその心配はない。
Aさんが乗っている馬とBさんとCさんが乗っている馬。
より酷使される馬はどっちだろうか? その比喩はおかしい。馬は乗馬されないことを選択できないが
労働者は労働市場から撤退できる。労働者は奴隷ではない。 経済学はつねに現実の観察(観想)にもとづいて議論すべきであって
まったく見当違いの比喩をもって「説明」してみせようとしても、その
比喩がよほどうまく「説明」できていないかぎり、かえって聞き手の
批判を受けたり不審を招いたりするものだ。その論法は止めたほうがいい。 馬車馬のように働くという比喩があるくらいだから上は許容範囲だろう
むしろ複数の馬が方向性を合わせることで力を発揮すると考えられるという点で
馬車馬の比喩の方が有意義かも知れない
(マルクスは集合力を相対的剰余価値として二次的なものに位置付けたがこれが誤解の元だった…)
フロイトは無意識を暴れ馬に喩えたが
生産中心主義にとってむしろ無意識は消費者かも知れない
(経営者を擁護するわけではないが乗り手が馬の餌を用意するのであれば乗り手の苦労も大変だ)
どちらにせよ生産の現場での変革は難しい
ちなみにカントの父は馬具職人だった >>907
馬が乗る人を選択できることにしてもいいよ。
ただし、Aさんを選択することはできない。
馬が選択できるのは競争関係に置かれているBさんかCさんね。
で、Aさんの馬とBさんとCさんの馬のどちらが酷使されにくいか。 A, B, C, D, E, Fというプロ騎手がいる。
Aという騎手は1人でレースをやる。競争相手がいないので常に1位。
他の騎手は5人でレースをやる。
最下位になると降格してプロ騎手の資格を剥奪されてしまう。
馬はBからFの騎手を選ぶことができる。
ただしBからFのいずれかの騎手を選ばないと馬も察処分されてしまう。
さて、Aの馬とBからFの馬たちと、どちらが酷使されないだろうか? 市場を独占していて顧客を他企業に奪われる心配のない企業A
常に顧客の奪い合いをして激しい生き残り競争に曝されている企業B
Aの企業とBの企業、どちらのほうが労働者を酷使するインセンティブを
より強く持つだろうか? 企業Bのほうはもちろん複数形。
B1, B2, B3, B4, ....という複数の企業が存在している。
しかしいずれの企業も生き残りをかけて競争を強いられている点は同じ。
それに対してAの企業はその心配がない。
もちろん労働者側から見ればBの企業は複数の中から1つを選ぶことができる。
しかしAの企業は1社しかない。
この場合、Bの企業に勤めている労働者たちのほうがAの企業に勤めている労働者よりも
良い待遇を期待できるというのは自明だろうか。 AIによって労働が無くなるというのは、まあ幻想だと思います
人間の維持・管理コストって思っている以上に高いので
暇になった労働者は何をするの?という問題もあります
比較的ありそうなのが犯罪率等の上昇でしょうか 追記:マルクスはやはり絶対的剰余価値の比喩に馬を使っている。
《…人間は、二四時間からなる一自然日のあいだには、一定分量の生命力しか支出できない。
馬は日々八時間しか労働しえないようなものである。》資本論1:8(労働日):1より それは比喩というより比較だな。説明のためのレトリックの範囲にある限りは適切といえる。
ところが人間を馬車馬と仮定して議論し始めると、これは見当違いの設定であり、前提と
した仮定に対する不審から聞き手を混乱させることになる。 人間は経済的存在であると仮定する、人間は合理的存在であると仮定する、失業は存在しないものと仮定する
こういったところから信用されない経済理論が紡ぎ出される。一部の馬鹿はこの手の理論に熱狂し、そして
社会政策を混乱させることになる 地球規模の競争相手を持ち、外国人労働者がどんどん入ってくる市場を想定してほしい。
そういう市場で激しい生き残り競争に曝されている企業ほど
労働者の待遇をよくする競争によって高い賃金で労働者を雇い入れるようになっていくのだろうか?
だとしたら外国人労働者の激しい移動やグローバルな市場競争は、労働者の賃金を上げる圧力になる。 賃金の明らかに安い国(未開発国)から先進諸国に移民が大量に流出するのがまさにその局面だね。
むろんその結果として未開発国が労働力不足となれば、当然に賃金上昇圧力になるだろう。だが
それは先進諸国の賃金引下げ圧力に連結しているという事実をどう考えるかは別の話しだ。 労働者たちが自由に転職することが賃金の上昇圧力になるならば、
グローバルな市場においてもグローバルな労働者の転職が行われなければならないはず。 また「競争コスト」というのも見逃せない。
競争市場においては独占していたときには必要なかったコストが
企業側にも労働者側にもまた生じる。
これによって労働者に負の効用が生じていることも計算に入れないといけない。 >>920
別の話といってもそれらをすべて考慮に入れたモデルにしないと
モデルは現実を模倣したものにならない。
また労働者の賃金が上がったとしてもそれは
労働者の再生産に必要な競争コストが高騰していることを意味するだけかもしれない。
例えば、昔の労働者は自分の子を小学校や中学校まで通わせればよかったが、
今の労働者は高校や大学まで通わせなければまともな就職先がない、という意味で。 最低賃金の固定と定期的な引き上げ自体は道徳哲学として理想的で
おれはネトウヨ諸氏が侮辱するほどには韓国の最低賃金引き上げ政策は
そこほど非常識なものではないのではないかと思う派ではあるな。
すくなくとも低開発諸国からの移民は促進されることになるのだろう。
元住民がそれをどう思うかは知らないが。 >>911
・馬は賃金をもらえない。
・餌はもらうが、良い馬だからといって多くの餌がもらえる訳でもない(そもそも食べられる量にも限界がある。)
以上の2点から、馬を労働者の例えに用いるのは適切ではないね。
騎手を企業、馬を労働力、馬の飼い主を労働者に見立てて、飼い主が馬を騎手に売るというケースを考えてみるといいよ。 >>925
その場合でも、競争コストを余分に負っている騎手たちと
競争を強いられていない騎手がいたとして、
馬主に対してできるだけいい馬をできるだけ低価格で手に入れようとする
誘因・動機付けをより強く負っているのは前者と考えられるでしょう。
競争コストを余分に負っている旗手たちのほうが馬の価格を
できるだけ値切ろうとする。そういうインセンティブを強く持っている。 つまり、労働者は激しい競争を強いられていつ潰れるかも分からない企業に
就職するよりは独占企業に就職したほうが得かもしれないよね。
激しい生き残り競争の最中にある企業は高い賃金で有能な労働者を取りたいものの、
そうすると経営を圧迫するから、できるだけ値切ろうとする動機を持っている。
いいものを安く買おうとする動機が強く働いている。 自由主義か共産主義かというむつかしい論題やね
困窮を容易に免れ得る社会なら自由主義でもええけど
貧窮がそく生命に直結する社会なら共産主義が最善 また、労働市場をいくら流動化しても、
労働者が転職するのにかかるコストはそれなりに高くつく。
消費者が馴染みの商品を別の商品に選び替えるのにかかるコストは低い。
そのため企業は労働者が離れていくよりもはるかに早いペースで
自社の商品が売れないという現実に直面する。
そうすると労働者の報酬もますます下げざるをえないので悪循環が生じる。
競争を強いられている企業は商品の売上を労働者以上に気にかける誘因をもっている。 主流派の経済学には「競争コスト」という概念がないんじゃないかな?
競争によって労働者たちが精神的に負う様々な負の効用を軽視していないか? 競争的な市場では、労働者も自分の有能さを高めたりアピールするためにかかる
労力や精神的プレッシャを含めた競争コストをその競争の激しさのぶんだけ負っている。
そうしたマイナスの効用も計算に入れなければならない。 競争を強いられている騎手に馬を売る馬主たちAと
競争を強いられていない騎手に馬を売る馬主たちBがいたとする。
競争を強いられている騎手たちはその競争のぶんだけ
馬主たちに非常に厳しい要求を持つと考えるのが自然で合理的。
馬主たちAはいい馬を育てる労力をそれだけ強いられるし、
いい馬を育てたにもかかわらず騎手たちから値切られるハメになる。 より重要なことは、競争市場では、企業の経営者や投資家らを含めた資本家が
仮に個人的に社会主義思想や共産主義思想の持ち主だったとしても、
自らの企業の生き残りをかけて労働者に対するプレッシャーを高めざるをえない、
そういう選択しか自由がない、ということ。 日本のマル経パーマネントなんて国際競争力皆無だからなあ。 >>926
騎手同士が良い馬を手に入れようと競争している場合には、馬の能力に見合った価格が馬主に支払われる。
買手が競争にさらされていない騎手なら、どんな馬でも競争に勝ててしまうから、馬主に支払われる金額は非常に低くなるだろう。
(わざわざ高い価格で良い馬を買うインセンティブがない) >>927
独占企業は効率が悪いし、市場支配力を利用して高価格で商品を売るので、結局は労働者全体にダメージを与えることになる。
また企業は労働者の限界生産と賃金とを比較して、限界生産≧賃金なら雇おうとするが、企業同士が競争をしている場合には、賃金はより限界生産に近い値になる。 >>929
労働者が賃金を気にして、企業が売上(あるいは利益)を気にかけるのは自然でしょう。 >>932
独占市場では、無能で何のアピールもしない人が高賃金をもらえると思っているの?? TV局はその他の市場に比べると寡占的、各地域でほぼ独占的だが、
TV局に勤める社員はふつう高給取り。 Googleはネット広告市場の88%を占めていると言われるが、
そうなったことで社員の給料を下げることに成功したか? >>937
上のほうで1%の富裕層に富が集中すれば、99%が購買力を失って富裕層も損をするのだから
トリクルダウンせざるをえないという主張があった。
その理屈からすれば、企業も労働者の賃金を下げれば商品の買い手がいなくなるのだから儲けが下がる。
つまり、独占企業が高価格で商品を売るならばそれに見合った高価格の賃金を労働者に支払わなければならない、と。
いわゆるフォーディズムの理屈に近いが。 共産主義的独占資本ならそれで行けるんだけど、多数企業の参入を促進する自由競争だと
ソレが上手く行かなくなるのよね。価格支配力のない企業はつねに不確実性に晒されるので
従業員を搾取しざるを得なくなる。ジレンマやね(´・ω・`) 日本だと資本の論理よりも組織防衛に走るだけだからなあ
名目値のマネーが運動するより組織の自己肥大化って感じが丸出し >>942
馬の例を見ればわかるかもしれませんが、労働市場での話です。 >>943
1%の〜という主張をしたのは別の人ですが
いちおう指摘だけしておきます。
・外国経済が存在していて、輸出可能な財を生産している独占企業なら、労働者の賃金を抑えつつ、輸出で儲けるのが合理的。
・どのような商品を生産するかは企業の自由であるから、独占利潤を資本家に分配しつつ、資本家向けの商品を生産することが可能。この場合には労働者の購買力が少なくても問題ない。 >>944
独占企業は不確実性に晒されないからこそ、効率性を改善するインセンティブが少なく、経済全体の効率性も低下させてしまうとも言える。 テレビ局やGoogleも労働市場では買い手として競争してるんじゃないの? これまでの話の文脈上からして、
財市場での激しい競争が労働市場での競争にとってその企業に不利になる
という話をしていたはずだけどなあ。
他の業界に人材が奪われないほどの賃金水準ではある必要があるかもしれないけど、
競争上の理由でテレビ業界がそこまでとび抜けて高い賃金水準である必要があるのかなあ。 >大阪府三島郡島本町のいじめはいじめられた本人が悪い
>みんなそう思ってる
>誰もいじめの被害者に同情しない
>はよ死ねイジメられるクズ
↑
島本町民以外の皆さん
いじめを隠ぺいするのは学校や加害者側に後ろめたい気持ちがあるからですが
いじめを認めたうえで被害者に責任をなすりつけるなんて最低最悪ですね
他人事だと思わず気を付けてくださいよ >>951
業界ごとで生産性が違うから、◯◯業界の賃金と▲▲業界の賃金みたいな形での比較は無意味だと思うな。
付加価値に占める賃金割合(労働分配率)とかなら比較可能かもしれないけど。 マルクスに勝っている経済学者 いや学者は歴史に消される運命なのか。
しかし執筆だけが学者の要素じゃないし、ま、マルクスも空いていないと勉強がしにくさはあるから、勢力を乱数で分散させて、本物の経済学者を探すところからはじめるといいよ。 自分のついていく著者や先生、教授を決めるわけだな。 学問板で950は早いよスレッガーさん
下手したら新スレ落ちんで(´・ω・`) >>953
テレビ局に勤める社員がそれほど労働生産性が高いということをおっしゃりたい? 学術知識のネットによる社会共有が進むとマル経の既得権益脅かす一方だからなあ。 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。