計量しても結果が荒唐無稽では無いより悪い。

たとえば、有名なEaton and Kortum (2002) Technology, Gepgraphy, and Trade
は、貿易論では結構有名というか、一時期は日本の院生も注目していたものだが、
中間財が途絶したときの効果の推定(反史実的推定)をやっている。

結果は、日本の場合、0.25パーセントの縮小で済むというのだが、日本人なら
だれが考えてもおかしいだろう。

もし日本で原材料や中間財が途絶するなら、経済規模が五分の一になっても
不思議じゃない。 昭和初期なら日本には石炭もあったが、今はそれもない。
それが0.3だか0.25%の減少で済むなんて、どういう経済感覚をしているんだ。