>>504
実際にトラベック育ててます。
7年くらい育ててますが、この個体ちょっとニオイスミレらしからぬ性質が目立つので、ニオイスミレとして育てるとがっかりするかも・・・。
花に匂いは無く、ニオイスミレっぽい紫系の花で無くちょっと青みがあります。ニオイスミレの青系の花とも色味が違います。
花が咲きにくく、うちでは咲く年もあれば咲かないままで開花期が終わってしまう年も。
一番の違いはランナーが出にくい事。ニオイスミレはどれもランナーですぐに殖えるのですが、トラベックは5年待ってようやく短いランナーが一本伸びる程度
ランナーというよりはエゾアオイスミレの様な不定芽に近い様です。
我が家では花は咲いても種子を付けたことがありませんし閉鎖花の実もできません。
数年経つとタチツボスミレの様に根元から茎が立ち上がる性質があり、太くて少し木質化します。
植え替え時に茎を埋める様に植え替えると短いランナーがでたので土に埋まると茎の途中から出てくる様です。

個人的にはニオイスミレとは別種の様に感じます。スミレ生産が多い某種苗会社のサイトによると会社代表が現地で発見なさった物で(現在サイトは休止中)
確実にニオイスミレと鑑定されてはいない物の様です。

丈夫ではあるもののニオイスミレほど簡単には殖えないないので初心者向きと言えず、ある程度外国スミレ栽培に慣れている人向きと感じます。

ニオイスミレで初心者向きは紫系の花だとプリンセスオブウェールズが丈夫で香りも良く、園芸品種(近縁種との交配由来)なので存在感もあり花が優美です。
外国の芸術品のスミレの絵に良く似ていると感じます。
他に花弁の色が咲き始めのクリーム色から杏色へ移ろうスルフレアも綺麗で丈夫ですが残念ながら香りがありません。

ニオイスミレ以外で育て易く花弁が大きめで見ごたえのあるのがビオラ・ソロリアでいろんな花色の品種が有ります。
ただとても蔓延り易いので必要数以上の種子は付けさせない方が良く、特に秋に閉鎖花の実がどんどん生えてきて種子を飛ばすので
種子が飛ぶ前に実を摘み取る方が良く、種子の混じった土が靴裏の溝に入り込んで運ばれ庭から逸出しない様に(最近全国的に野山で生え殖えている報告が多いです)
生えて欲しくない場所に生えてきたら早めに抜いて処分してください。