ポピー類の育て方
・用土
 弱アルカリ性の水はけの良い有機質の用土。
 砂、軽石、パーライトを混ぜ排水性を良くする。
 苦土石灰を混ぜ込んで弱アルカリ質にする。

・種蒔き
 発芽適温は15度から20度くらい、秋蒔きまたは春蒔き。
 土はかけない。種が微小なので先に水を撒いてからパラ蒔きする。
 極端に移植を嫌う。直蒔きかポット蒔き、幼苗のときは移植できる。
 日当たりの良い場所。春蒔きはナメクジに注意する。

・その他
 肥料はあまり必要としないが、有機肥料や堆肥を元肥として混ぜ込んでおく。
 ポピー類は株間は20cm四方、オリエンタルポピーは40cm四方は欲しい。
 アイスランドポピーは本来は多年草だが暑さに弱いので日本では1年草扱い。
 ひなげし(シャーレーポピー)、ハナビシソウは1年草で夏に種が出来て枯れる。
 オニゲシ(オリエンタルポピー)は多年草、夏眠するが秋にまた芽吹く。
ポピー類はオリエンタルポピーを除いて移植できない。
 
・ロゼット
 ロゼットとは早春に咲くタンポポなどの植物が地面にペタンコに葉を広げる耐寒体勢のこと。
 ポピーもロゼッタ状になって冬を越すが、パンジー・タンポポも冬を越せないような寒い地域は、
 秋蒔きにしないで春蒔きにする。