10年以上も前だけど、山間部の別荘地に行って散歩してたら、そこに住んでるというオッサンが話しかけてきて、
庭に色々植えてて庭を案内してくれた。
その時に、そこにあるカエデは樹液を採って煮詰めるとカエデの中でも特に美味しいシロップが出来るんだと言ってたのを憶えてる。
今年、久しぶりにその場所を散歩してたらオッサンの家は無くなってて、荒れた場所にその時のカエデが大きく育っていて、種が沢山
ぶら下がってたし道路に沢山落ちてた。
あの時のオッサンはもう亡くなったんだろうなとか思いながら、種をいくらか拾ってきて鉢に撒いてみた。
カナダの国旗の葉の形とは違ってたから調べたらウリハダカエデだった。
ツルンとした肌を撫でながら変わった木だと思ったけど、名前の由来だったんだな。
樹液が採れる程に育つには20年位はかかるのだろうか?
その頃には木を残して居なくなったオッサンと同じようになるのかもしれん。