キュウリを定点観測カメラで撮影するとわかるけど、巻きひげが絡みつく動作で、
けっこう体力を使ってると思う。

成長点の巻きひげは、1時間〜90分で360度を1回転してる。
その範囲で絡みつける場所が無いかどうかを常にチェックしてる。

3日ほど続け、掴まる場所がどこにもないと判断すると、そのヒゲはしおれて動かなくなる。
掴まれる場所があったと判断したらヒゲがコイル状になり、成長点は一気に伸び始める。

掴まる場所を発見できない状態では、成長点は伸びないことも確認できた。
掴まれる確証が無いのに伸びたら損ということを、キュウリもわかっているのだろう。

きゅうり自身の仕事で考えると、支柱を粗に立てて遠くで掴まれる場所を探すよりも、
どこにでもすぐに掴まれるキュウリネットのほうが、仕事は減る。

それが収量にどの程度影響するか迄はわからないけど、
俺はこれを見てからはネットで仕立てるようにしてる。