青色光を当てると昆虫が死ぬことを発見しました。紫外線の中でも波長が短いUVCやUVBは生物に対して強い毒性をもつことが知られています。
しかし、比較的複雑な動物に対しては、長波長の紫外線(UVA)でも致死させるほどの強い毒性は知られていません。

LED光の強さは直射日光に含まれる青色光の3分の1程度とした。
その結果、青色光を当てたサナギは死んだ。青色光の中でも、
波長によって効果が異なり、特に 467nm は100%近い殺虫力だった。
卵、幼虫、成虫にも467nmの光を照射したら、いずれも死亡した。
紫外線より青色光のほうが殺虫力は高く、光の致死効果は波長が
短いほど大きいという従来の考えに当てはまらない動物種の存在が明らかになった。