音読すると内容に注意が行かないという指摘は英語と日本語では事情が異なると思う。
なぜなら日本語は表意文字を使った言語であり、発音が不明でも漢字を視覚的に理解出来る部分が多いから。
それに対し英語は表音文字の言語であり、発音されたほうが認識されやすいという側面がある。
日本語を母語とする英語学習者が、英語を音読して意味が頭に入ってこないと言うならば、
それはまだ英語の音への習熟度が足りておらず、文字への依存が高い状態にいるからではないか。
また、正しく発音しようと努力することに注意を奪われて理解が伴わないということも言えるだろう。