Kate Mortonは、しかしながら、おすすめさせていただきます。 0312名無しさん@英語勉強中2016/04/24(日) 23:29:54.19ID:0yEswDJg>>309 うおお、まさに今読んでる本だ! いいよね、すごい癒されるというかほんわかする 大人に知られてない秘密の場所ってのが、自分の中の子供心をくすぐる感じもあっていいし、 メアリーの体験を通して自分自身の尖ってた部分、ひねくれてた部分に気づいて素直になれる気がする それとRobinかわいい 0313名無しさん@英語勉強中2016/04/24(日) 23:34:56.66ID:YT8YlMTf>>312 まじか! 読みやすくていいよね! イギリスのヨークって街に、訪れてみたくなるよ 0314名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 06:56:18.42ID:Vlf6IrQw Frances Hodgson Burnett の "The Secret Garden" は、多読を初めて間もないときに 原文で読んだけど、そんなにまで深い味わいを感じられなかった。あのころは僕の英語力も 足らず、さらにはこの作品を味わうだけの感性が足りなかったのだろう。いずれ必ず読み返したい。 0315名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 07:44:23.74ID:Vlf6IrQw "The Secret Garden" は、一応は優しい英語で書いてあるけど、ときどき Yorkshire 訛りがたくさん出てくる。昔はそれについていけずに苦労していた。Steinbeck の "The Grapes of Wrath" とか Mark Twain の "Huckleberry Finn" には、 もっとたくさん方言が出てくるので、途中で挫折していた。
(1) "That's because tha'rt not used to it," Martha said, going back to her hearth. "Tha' thinks it's too big an' bare now. But tha' will like it." ("The Secret Garden," Chapter 4 の冒頭あたり)
僕なりの現代標準語訳 That's because you're not used to it. You think it's too big and bare (bleak?) now. But you will like it.
(2) Tha' cannot begin younger. It'll do thee good to wait on thysen a bit. My mother always said she couldn't see why grand people's children didn't turn out fair fools—what with nurses an' bein' washed an' dressed an' took out to walk as if they was puppies! (同じく Chapter 4 の冒頭あたり)
僕なりの現代標準語訳 You can't begin younger. It'll do you good to wait on yourself a bit. My mother always said she couldn't see why gentlemen's children didn't turn out (to be) fair fools—what with nurses and being washed and dressed and took out to walk as if they were puppies! 0316名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 08:57:41.25ID:4TK0OKTk 俺は大学時代にペンギンリーダーで概要をつかんでたから読みやすかった たしかにヨークシャー訛りあるね 0317名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 08:58:47.81ID:ilQszr57 you'reがtha'rtなのは、シェイクスピアだとthou artとか言ったりするのを思わせるな 0318名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 09:20:04.42ID:Vlf6IrQw そうそう、Shakespeare などの古い英語が方言の中に脈々と生き残っているんだよね。 Lady Chatterley's Lover を読んでいても、England の Midlands の方言が がんがん使われている。Lady Chatterley の愛人である森の番人 (gamekeeper?) は 高い教養を身に付けてはいるけど、わざと方言でしゃべり続ける。その方言は、僕の場合は かなり真剣にこつこつと時間をかけないと理解できなかった。Penguin Books 版の その本の巻末には、方言語彙集が集めてあったので、それも使ってけっこう真面目に 勉強した。
ちなみに、19世紀半ばの George Eliot (実は女流作家) や Emily Bronte の作品でも、方言がふんだんに出てくる。方言の出てくる作品は、方言をしっかり理解してこそ その作品の深い味わいが感じられてくると思う。昔は方言が理解できなかったので、 そのあたりがまるで味わえなくて、それどころか読み続けられなくて挫折していた。 0319名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 09:30:46.38ID:Vlf6IrQw The Secret Garden では、Yorkshire 訛りはほんのわずかにしか反映されていない。 訛りをかなり薄めないと一般の読者、特に子供たちにとっては読みにくすぎるので、 一般の小説や映画やドラマでは、そうなっている。
"Wuthering Heights" は、かなり時間をかけて何度か読んだけど、いまだに難しく感じる。 0320名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 09:35:32.60ID:9ntO9wGN 余談:犬のヨークシャーテリアは、Yorkshireから由来している 0321名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 10:06:41.78ID:Wtx2m/Ty 昨日の>>309です。 The Secret Garden既読者が思った以上にいたので嬉しいです。 まだ未読の方はぜひ読まれることをお勧めします。夢の詰まった物語です。 また、秘密の花園というタイトルでDVDも出てますのでそちらもおすすめです。 もちろん英語版です。 0322名無しさん@英語勉強中2016/04/25(月) 10:25:47.28ID:Vlf6IrQw 多読の初期のころ、英文で童話もたくさん読んだ。Andersen's Tales, Grimm's Fairy Tales, Oscar Wilde, Frances Hodgson Burnett (The Secret Garden の他に Little Lord Fauntleroy や Little Women など), Winnie the Pooh, Anne of Green Gables, The Little House on the Prairie のシリーズ9冊 など、その他に何を読んだかな?どこかに童話のリストがあってタイトルさえ見れば、 それを読んだかどうかは思い出せるだろうけどね。
Alice's Adventures in Wonderland これは、童話の中で最も読みごたえがあると感じる。最初は訳が分からず、面白いとは 思えなかったが、歳を重ねながらときどき気になるところを拾い読みしたり audiobook を 聞いたりしてみると、その深い味わいが感じられてくる。詳しい注釈のついた Annotated Alice とか何とかいう本を買ったので、詳しい注釈をしっかり読みながら、そこに込められた シャレなどをしっかり理解しながら読みなおしたい。
Pinocchio, Alladin, Ali Baba and the Forty Thieves, Aesop's Fables, Moomin, Cinderella, Doctor Doolittle, Erich Kästner の作品
Wikipedia の https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_fairy_tales このページにある童話リストが長すぎて、途中で見るのを諦めたが、途中までざっと見た 感じでは、今まで僕が英文で読んだことのある童話の中では、Alice in Wonderland, The Little House on the Prairie のシリーズ9冊, Anne of Green Gables, Oscar Wilde の童話群, Winnie the Pooh あたりが最も読みごたえがあり、 歳を取ったあとも読みなおしたいと感じる。ただし Hodgson Burnett の The Secret Garden は、他の人がその深い意味合いを説明してくれたので、これもしっかりと読み なおしたいと思っている。
recapって何(笑) 0340名無しさん@英語勉強中2016/04/26(火) 13:26:01.69ID:LxInIPsI キリスト教徒でない僕にとっても、King James Version の The Bible は必読書。 最も深い文学作品だと言ってもいい。
And I (= the Lord) will put enmity between thee (= Adam the man) and the woman (= Eve), and between thy seed and her seed; it shall bruise thy head, and thou shalt bruise his heel.
Unto the woman he said, I will greatly multiply thy sorrow and thy conception; in sorrow thou shalt bring forth children; and thy desire shall be to thy husband, and he shell rule over thee.
And unto Adam he said, Because thou has hearkened unto the voice of thy wife, and hast eaten of the tree, of which I commanded thee, saying, Thou shalt not eat off it; cursed is the ground for thy sake; in sorrow shalt thou eat of it all the days of thy life;
Thorns also and thistles shall it bring forth to thee; and thou shalt eat the herb of the field;
In the sweat of thy face shalt thou eat bread, till thou return unto the ground; for out of it was thou taken, for dust thou art, and unto dust shalt thou return.
The Bible, King James Version, Genesis 3.15-19 0341名無しさん@英語勉強中2016/04/26(火) 13:58:18.94ID:tmRLChty どこが深いのか分からんが 0342名無しさん@英語勉強中2016/04/26(火) 20:13:45.19ID:FFELzB2d 短編小説を2つ。
■ Veiled (A Short Story) (A Bone Secrets Novel) Kindle Edition by Kendra Elliot 人気作家が人気シリーズの途中に、短い作品を挿入するというケースがたまにあるようですが、これがそうです。 シリーズは読んでいないのですが、シリーズに登場する二人がこの作品の主人公になっています。
検察医で死体の歯の鑑定を専門にしている女性と、 元警察官で今は実業家の男性の二人が結婚することになって、 結婚式場の下見ということで、田舎の海辺にある小さな高級ホテルに泊まりました。 ところが翌朝の6時、ホテルのプール脇にある hot tub にウエディングドレスを着た女性の死体が うつぶせの状態で浮かんでいるのを発見。その後二人は、孤軍奮闘する田舎の三人の警察官を助けながら、 事件の解決に協力していきます。 読み進んでいくと、途中で唖然とするような展開が待ち構えていました。 さすがは人気作家、、、、、と思ったのですが、、、 私はこういうたぐいの作品はほとんど読んだことがありません。 ハラハラ、ドキドキするような犯罪小説は心臓に良くありませんし、精神衛生上も良くありません。 気の弱い人は読まない方がよいかも、、です。 紙の本に換算して69ページです。短いですが、良くまとまっていました。
■ Once Upon a Sunday Kindle Edition by Renee Allen McCoy 黒人の女性が書いた作品です。文芸作品のつもりで読んでいったのですが、 最後は完全にキリスト教の宣伝になっていて、ガッカリでした。 物語は、主人公の女性が突然解雇を言い渡される場面から始まって、様々なトラブルが連続して発生します。 めちゃくちゃな人生に嫌気がさして自殺しようとするのですが、死にきれずに、突然宗教に目覚めます。 キリストを信じたらすべてが良い方に進んでいきました、、、、。 宗教の勧誘というのは、こういうものなんでしょうね。紙の本に換算して 68ページ。
Selections From the Works of John Ruskin (English Edition) Kindle版 John Ruskin (著), Chauncey Brewster Tinker (編集)
上記の本は、無料。John Ruskin は実に有名な人で、たくさんの人から愛読されている ので、僕もぜひとも読んでみたいと思っていた。冒頭近くに I. The Life of Ruskin と いう章があり、そのまた冒頭あたりに、次のような一節がある。
It is easy to trace in the life of Ruskin these two forces tending respectively ●toward the love of beauty and toward the contempt of mere beauty●. (中略) His stern mother "devoted him to God before he was born," and she guarded her gift with unremitting but perhaps misguided caution. ★The child was early taught to find most of his entertainment within himself, and when he did not, he was whipped. He had no playmates and few toys.★
John Ruskin は、1819年にスコットランド人の両親から生まれ、1900年までの ヴィクトリア朝時代のイギリスに生きた人。19世紀あたりだと、日本でも奇妙な 育ち方をした人が多いけど、彼も本当に苦労したようだ。ネットで写真を見てみると、 実に端正な顔立ちをしている。 0349名無しさん@英語勉強中2016/04/27(水) 18:14:55.02ID:aGQPFG9J OEDさん、コテハン使うの止めちゃったの? 0350名無しさん@英語勉強中2016/04/27(水) 18:47:27.13ID:IZ8IzQix だれかペンギンリーダーのJapanese Ghost Stories読んだ人いる? オススメですよー。 読んだら感想教えてください 0351名無しさん@英語勉強中2016/04/27(水) 18:53:46.57ID:FMq8+/Dg Virginia WoolfのTo the Lighthouseを100ページ程度まで読んでるんだけど、思った以上にしんどいなこれ Good readsでは評価高かったし、Virginia Woolfの名前自体は以前から聞いてたから気になってたんだけど いざ読んだら"意識の流れ"って言うらしいんだけど普通の小説ではまず出てこないような登場人物の脈絡の無い考え事がとりとめなく続く様式に圧倒される。 最初は新鮮感もあって興味深いな、とか、こういうリアルな内面描写を各人物にすることで厚みのある人間関係が描けるのかも、とかも思ったけど あまりにも意識の流ればかりというか、出来事はほとんど進行せず、考え事の方も進展があるわけでなくて、「子供の事を思ってたら世間の経済、そして我が家の家計」って風に本当に主題なり目標があるわけでもなくただ流れに身を任す感じなわけで、飽きてくる。 キャラクターについて言うと、主人公は高名な哲学者の夫と8人の子供を持つ上流階級の女性で、50代だけど美人で皆に慕われて隠れファンが2人いて、「幸せのはずだけどメランコリーだわー」って感じの、 要するにMary Sue的な臭いがするのが鼻についたというかあまり感情移入できなかった。リアルに意識の流れを描くって趣旨なんだろうけど割とエゴとか他人への軽蔑もモロに描写されてるしね。 好きな人は好きなんだろうけど自分には合わないかな。 0352名無しさん@英語勉強中2016/04/27(水) 19:13:22.52ID:96YgFcoq Virginia Woolf は、どれも短めだけど、確かに読むのが大変だ。ストーリーもわからなくなる。 今は誰のことを言っているのかさえわからなくなる。だから、カンニングみたいだけど、僕は 先に YouTube 上の映画版を見た。ただし日本語による事前の知識はまったく入れないようにした。
さっそくその映画を紹介しようとしたら、半年ほど前にあったその素晴らしい映画が YouTube 上から消えている。ついでに、同じく Virginia Woolf の原作小説 "Mrs. Dalloway" に基づく映画も消えている。(一応は残っているが、映像も音声も きわめて劣化したものしかない。)僕自身は、両方の映画の DVD をイギリスから輸入した からいいものの、ぜひとも他の人たちにも見てほしかった。
Virginia Woolf については、他に "The Waves" という詩のような小説も読んだ。 この三つの小説は、どれもこれも実に素晴らしいと思う。ただし読みにくいし、気軽には 読めない。
Virginia Woolf を読むときには基本的に、筋を追っかけてはいけないと思う。筋書きの 進行は期待してはならない。あくまで文章の流れに身を任せる。過去か未来かわからない。 今は誰が、誰について語っているのかもわかりにくい。何についての話なのかもわかりにくい。 そして、それこそが Virginia Woolf のこの三作品の「素晴らしさ」なのだと思う。
そもそも意識というものは、それくらいにあいまいで、果たして今は何について、そして いつの話について自分は考えているのか、はっきりさせながら人間は物を考えている だろうか?そして、男は普通は過去と未来とを峻別し、誰の話なのか、何についての 話なのか、できれば論理的に、しかも筋書きをしっかりさせ、結論もはっきりさせるような 考え方をする傾向が強いみたいだが、果たして女性はどうなのか?もしかしたら、 Virginia Woolf は女性の意識の中身をそのままできる限りリアルに描こうとした のではなかろうか?そういうふうな観点から彼女の小説の「流れ」にそのまま身を任せると、 今度はそれが好きになってくる。
ちなみに作家志望の主人公がヴァージニア・ウルフの『波』を参考に作品を書き、文芸誌に応募したところ、それを批評されるシーンがありました。 意識の流れと物語を両立させましょう、次に何があるのか読者に興味を持たせるようにしましょう的なアドバイス。 ヴァージニア・ウルフは "To the Lighthouse ", "Mrs Dalloway"は好きです。"Orlando"はイマイチだった記憶。 0358名無しさん@英語勉強中2016/04/28(木) 06:54:50.45ID:UnDXhY+U Virginia Woolf の手法を見事に評価した簡潔な批評文を見つけた。
Woolf's main aesthetic projects — developing a technique of free indirect discourse, rewriting patriarchal literary forms, pioneering new representations of time and space, and creating psychological realism — shared a common goal: ★to draw human relationships by lifting the veils that divide people from one another★. To alter the very idea of literary reality, Woolf devised what Alex Zwerdling has called "the seamless language of fiction," a language that describes ●the sometimes fluid, sometimes disjunctive condition of modern English selves and their numerous others●. — The Cambridge Companion to "To the Lighthouse," p.92 0359名無しさん@英語勉強中2016/04/28(木) 07:51:09.08ID:UnDXhY+U Virginia Woolf は、わかりにくい文章ばかりを書く人かと思うと、とんでもない。実は、 彼女ほど明快で美しく簡潔な文章を書ける人はいない。彼女のエッセイを読むと、それが よくわかる。彼女は、500ページくらいのエッセイ集が5冊にまたがるくらいに膨大なエッセイを 書き、ついでに手紙もそれくらいに残っており、さらには日記もそれと同じくらいの量のものが 残っているが、どれも実にわかりやすい。(ごく一部を拾い読みしたことしかないけど。)
このことは当たり前のことだと思う人も多いだろうが、そう言っている本人が実は、本を読んで いるときにやはり自分の立場からしか読もうとしない。だからこそ「この主人公は甘ったれてる からダメなんだ」とか、「ここの筋書きがリアルじゃない。現実はこんなもんじゃない」とか、 「悲劇の主人公の気分でいるようなキャラクターは嫌いだ」などと言って、たくさんの珠玉の ごとき作品群を自分から捨ててしまっている。そしてこんなことを言っている僕自身も、 ついつい先入観で本を読んだり人を見たりしてしまっているのだ。(続く) 0360名無しさん@英語勉強中2016/04/28(木) 07:51:33.59ID:UnDXhY+U>>359 の続き Virginia Woolf のエッセイの一節: ★Do not dictate to your author; try to become him.★ Be his fellow-worker and accomplice. If you hang back, and reserve and criticise at first, you are preventing yourself from getting the fullest possible value from what you read. But if you open your mind as widely as possible, then signs and hints of almost imperceptible fineness, from the twist and turn of the first sentences, will bring you into the presence of a human being unlike any other. Steep yourself in this, acquaint yourself with this, and soon you will find that your author is giving you, or attempting to give you, something far more definite. http://gutenberg.net.au/ebooks03/0301251h.html0361名無しさん@英語勉強中2016/04/28(木) 09:50:41.07ID:AZNLFy0z Virginia Woolfを英文で読んでるのか、凄いなぁ 灯台へを岩波で読んで感動し原文に挑戦したがあっさり撃沈 0362名無しさん@英語勉強中2016/04/28(木) 10:00:20.10ID:UnDXhY+U T.S. Eliot の "The Waste Land" の話が出た。その詩については、まだ僕にはよく わからないが、同じ詩人の書いた "The Hollow Men" ならよくわかるんじゃないだろうか? 現代の人間存在や社会をリアルに描き出しているという感じがする。わかりにくいところが あるけど、そこはすっ飛ばしたとしても、面白い詩だと思う。
Thank you 0367名無しさん@英語勉強中2016/04/29(金) 06:52:49.77ID:QKMw3JIQ Virginia Woolf は、美しく静謐な詩そのものという感じの文章を延々と書く人だ。こんな 文章だから、そんなに長い小説が書けるはずもないし、極限にまで完成されたそういう文章で 500ページ以上の長編小説なんて書かれては、読む人もいなくなるだろう。
"To the Lighthouse" はすでに2回くらい読んだことがあるのだが、今回これを 100ページまで読んだ人に触発され、僕もそれをあちこち再び拾い読みしたり、それに ついての学者たちの批評文を読んだりした。いま目に付いた一節も気に入ったので、 それを書き出してみる。
... both of them (= Lily Briscoe and William Bankes) looked at the dunes far away, and instead of merriment felt come over them some sadness — because the thing was completed partly, and partly because distant views seem to outlast by a million years (Lily thought) the gazer and to be communing already with a sky which beholds an earth entirely at rest. (Virginia Woolf "To the Lighthouse," I "The Window," 4, Everyman's Library p.23)
・On the Traail of the Aassasing(by T,Grarison)310頁 (ケネディ暗殺事件にかかわった地方検事の回顧) ・Goodess(The Secret Live of Marilyn Monroe)472頁 (マリリン・モンローの生涯と死の謎) ・Day of Deceit(邦訳:真珠湾の真実)(by R,B.Stinnet)約320頁