>>309

おお、Kate Morton!

最近、彼女の近作、The Secret Keeperを読んだところです。
こちらも、1929年から2010年台まで、主人公の母親の謎に満ちた青春時代を追いながら、恋愛や夫婦のありかたや家族愛を考えさせる作品でした。

Mortonの小説は、複雑で緻密な構成で、決して一本道の読みやすい小説ではありません。
豊富な背景描写によって、人物像が鮮やかに浮かび上がり、作中人物と空間を共有するような気分になります。
文章は流れるようです。

まだ数作の若手女流ですが、今後どう変貌するか、注目しています。

木登り豚