短編小説を2つ。

■ Veiled (A Short Story) (A Bone Secrets Novel)  Kindle Edition  by Kendra Elliot
人気作家が人気シリーズの途中に、短い作品を挿入するというケースがたまにあるようですが、これがそうです。
シリーズは読んでいないのですが、シリーズに登場する二人がこの作品の主人公になっています。

検察医で死体の歯の鑑定を専門にしている女性と、
元警察官で今は実業家の男性の二人が結婚することになって、
結婚式場の下見ということで、田舎の海辺にある小さな高級ホテルに泊まりました。
ところが翌朝の6時、ホテルのプール脇にある hot tub にウエディングドレスを着た女性の死体が
うつぶせの状態で浮かんでいるのを発見。その後二人は、孤軍奮闘する田舎の三人の警察官を助けながら、
事件の解決に協力していきます。
読み進んでいくと、途中で唖然とするような展開が待ち構えていました。
さすがは人気作家、、、、、と思ったのですが、、、
私はこういうたぐいの作品はほとんど読んだことがありません。
ハラハラ、ドキドキするような犯罪小説は心臓に良くありませんし、精神衛生上も良くありません。
気の弱い人は読まない方がよいかも、、です。
紙の本に換算して69ページです。短いですが、良くまとまっていました。


■ Once Upon a Sunday  Kindle Edition  by Renee Allen McCoy
黒人の女性が書いた作品です。文芸作品のつもりで読んでいったのですが、
最後は完全にキリスト教の宣伝になっていて、ガッカリでした。
物語は、主人公の女性が突然解雇を言い渡される場面から始まって、様々なトラブルが連続して発生します。
めちゃくちゃな人生に嫌気がさして自殺しようとするのですが、死にきれずに、突然宗教に目覚めます。
キリストを信じたらすべてが良い方に進んでいきました、、、、。
宗教の勧誘というのは、こういうものなんでしょうね。紙の本に換算して 68ページ。

   by「変則」