Virginia WoolfのTo the Lighthouseを100ページ程度まで読んでるんだけど、思った以上にしんどいなこれ
Good readsでは評価高かったし、Virginia Woolfの名前自体は以前から聞いてたから気になってたんだけど
いざ読んだら"意識の流れ"って言うらしいんだけど普通の小説ではまず出てこないような登場人物の脈絡の無い考え事がとりとめなく続く様式に圧倒される。
最初は新鮮感もあって興味深いな、とか、こういうリアルな内面描写を各人物にすることで厚みのある人間関係が描けるのかも、とかも思ったけど
あまりにも意識の流ればかりというか、出来事はほとんど進行せず、考え事の方も進展があるわけでなくて、「子供の事を思ってたら世間の経済、そして我が家の家計」って風に本当に主題なり目標があるわけでもなくただ流れに身を任す感じなわけで、飽きてくる。
キャラクターについて言うと、主人公は高名な哲学者の夫と8人の子供を持つ上流階級の女性で、50代だけど美人で皆に慕われて隠れファンが2人いて、「幸せのはずだけどメランコリーだわー」って感じの、
要するにMary Sue的な臭いがするのが鼻についたというかあまり感情移入できなかった。リアルに意識の流れを描くって趣旨なんだろうけど割とエゴとか他人への軽蔑もモロに描写されてるしね。
好きな人は好きなんだろうけど自分には合わないかな。