>>320
実際、人類全体の命運を握っている人たち、すなわちペンタゴンやクレムリンに巣食う人たちに思いを致しても、絶望しか浮かんでこない。
だがここで、生命自体のしぶとさとでも言うほかないものから、サバイバーの姿が、自我の実践的な像として、また万一終局が訪れ人間社会が爆発で吹き飛ばされようとも生命と希望を未来へとつなぐ候補として、
いま予言したような暗黒時代にふさわしい道徳的自己の一類型として、立ち現れてくるのだ。