ベトの時代の鍵幅が小さかったことは疑いようのない事実だが、
一体どの時代くらいまで今より小さかったんだろうか。

リストはもちろんそうだが、実はシューマンもふつうに10度届く手を要求してくる。
嫁のクララが弾けないような曲は書くわけがないのだから、
少なくともシューマン後期までは現在よりもピアノの鍵の幅が小さかったことになる。

ショパンは自身がめっちゃ手が小さかったので、あらゆる10度以上の和音の箇所が
アルペッジョで対応できるように書かれてる。もっともリストの記述によると、
(当時のピアノで)10度届いたそうだけども。

来年、ハンブルクとブリュッセルの行って、楽器博物館にいってこっそり計ってこよう。