しっかり運動して努力しているのに、遺伝のせいで特定の病気になりやすいって、
大変だろうなと思う。俺は別の意味で体が子供の時から弱めで、小学生のときなんかは
遠足へ行っただけで、翌日は熱を出して寝込むくらいだった。一か月に一日は
必ず寝込んで学校を休んでいた。

心身ともに弱かったから、「この子は将来、結婚も就職もしないで家に
引きこもるだろう」と親は心配していた。俺が結婚したときは、
「あんたが結婚できるくらいまで元気になるとは、びっくりした」と言ってた。

17歳くらいのころから、意識的に自分を鍛えようとしたし、健康管理にも
万全に意識を向けた。子供の時から、一日に60分は必ず軽い運動をした。
それは単に歩くだけでもいい。子供のときから今まで、60分の軽い運動をしなかった
日は、一日たりともないと言ってもいい。(もちろん、寝込んでしまったりした
ときは例外。)16年前からは、人間ドックの検査を毎年受けている。
人間ドックで少しでも要注意と言われたことに関しては、また精密検査を
必ず受けなおして治療する。

20歳くらいのときから、欲望の赴くままに食べたり飲んだりすることは、やめた。
好きであろうがきらいであろうが、食べたくなかろうが、ともかくいま
俺が食べるべきものは何かを考え、それを食べた。野菜が主だ。

自宅で翻訳を何十年もやり続けるにあたっては、こういう生活の仕方をする
人間が、最終的には向いてるかもしれないなあ、と自己満足している。

「自分語り」を嫌がる人もいるけど、こういう健康管理というものは
自宅での翻訳業には不可欠の話題なので、あえて長文を書いたので、
許してほしい。