専門性がないけど翻訳をやっていけるかどうかという質問が、常に飛び交う。
昔なら俺も丁寧に答えていた。しかし今は馬鹿馬鹿しくて答える気になれない。

というのも、そんなことを言う奴に限って、専門性がないんだからせめて
英検1級くらいは遅くとも25歳になるまでにパスしていて当然のことだが、それがまったく
ダメで、いまだに準1級だとか言っている。そして洋書をせめて1万ページは
読んだかというと、それもまったくできていない。

(ほんとは、1万ページなんて
序の口であり、そのあとにその何倍も、何十倍も読まないと、専門性のない
奴は生きてはいけない。いや、本当はそこまで日本語や英語を勉強しても、なおかつ
実務翻訳業界では馬鹿にされまくるんだから。)

専門性がすでにある奴に英語力が不足しててもかまわない場合がよくあるが、
専門性がないんだったら、死に物狂いで日本語と英語だけでもとっくの昔に勉強した、
と言ってもらいたいもんだ。何を考えてるのか、ほんとに甘ったれたガキどもが多い。