>>377 (1) 原文: There are dangers -- theft being the most common.
(ただし、上の文の中にある -- は実は横に長い棒つまり dash だと思ってほしい。)

さて、(1) にある being は分詞構文の一部としての being だが、この (1) を
分詞構文を使わないで無理やりにパラフレーズすると、次のようにでもなろう。

(2) There are dangers. Of these, theft is the most common.
(3) There are dangers. Among them, theft is the most common.
(4) There are dangers. Theft is the most common of them all.
(5) There are dangers. Theft is the most common. (二つの文のあいだは dash ではなくて、period であることに注意。)

上の (2) から (5) を分詞構文を使って書き直すと、(1) のような簡潔な英文になる。なお、

(6) (?)There are dangers -- theft is the most common.
(7) (?)There are dangers, theft is the most common.

上の (6), (7) のような文章については、伝統的な英文を熟知している人の中には、正式な英文ではないと感じる人が多いと思う。
ただし、電子メールでの友だち同士の気楽な話や Twitter や YouTube 上のコメントや、娯楽小説の中の会話文では、(6), (7) の
ような英文が盛んに出てくるだろう。英語ネイティブでも若い人はそういう英文を書く傾向にあるはずだ。
しかしそんな人でさえ、論文や、社長へのあいさつ文や、書籍を出版するときには
やはり ★なるべく★ (1) のような英文の書き方をしようとするし、間違っていればそれに詳しい人が添削しようとする。

というわけで、質問者はそんなに難しいことを言われても今はわからないかもしれないので、
差し当たっては今すぐに何もかも理解しようとしても無駄なので、ともかく俺が書いた (1) から (5)
あたりまでの英語が、「少なくとも昔の正式な英語では普通だったらしい」とぼんやり理解しておいて、
あとはどんどん英文を読んでいって、少しずつ理解していく他はない。