八代亜紀は、元々声域が広くないので別だが、
青江三奈と藤圭子は、どう考えても若い頃の方が良かった。
紅白歌合戦の池袋の夜、国際線待合室とか、当時のレコード音源を聴いてみると、ハスキーボイス以前にしゃくりや、コブシや、ビブラートなどのかけ方が曲を最大限に盛り上げている。
藤圭子も、レコード音源の渋谷公会堂が最高。
京都から博多までも、夢は夜ひらくも、表現力と傲慢じゃない歌い方がぴったりくるのは、10代の頃だ。この頃のカバー曲は本当に良い。
としとってからの二人は、雰囲気と表現力は増したもののあの歌唱技術自体はどう考えても、お留守になってしまっている。 いわゆる
演歌歌手の崩して歌う歌い方になっていて雰囲気が壊れてるものもある。
本人たちは、あの頃の歌い方じゃないと往年のヒット曲が売れなかった事を余り自覚しなかったのじゃ無いだろうか。