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GEAB Europe2020 臨時避難所01
0001名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2009/05/05(火) 16:12:55ID:eUsbP72d
荒らし対策用のGEAB Europe2020 臨時避難所です。
本来ならば役に立たない方が良いですが・・・

Europe2020は、2006年の2月頃から、ドルを中心とした経済体制が崩壊する
日が近いと警告し続けているフランスのシンクタンク。
ttp://www.europe2020.org/en/section_global/190207.htm

2006年3月にアメリカがドルのM3指標(世界中に出回っているすべてのドル量)
を中止したこと、石油取引でのドル離れの着実な進行、さらにイラク戦争
以降のアメリカ政府・国民に対する世界的な不信感の広がりもあいまって、
現在の経済体制を支えているベルリンの壁ならぬ「ドルの壁」が崩壊する日が
近いと述べている。

★本スレ
-アメリカ経済はすでに瀕死?Europe2020の警告-11
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1240141346/
0264名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2009/08/24(月) 02:42:59ID:G7ELJKlR
     /⌒ヽ   
     ( ´ω`)GEAB32号抜粋ですお
     / つ と)
その1

地政学的混乱の中心:2つの主要プロセス
GEAB32抜粋 2009年2月16日 

地政学的混乱は2つのプロセスを中心として進行する

1.世界中から金融ベースが消失する(ドルと負債)

簡単なイメージで今日のグローバル金融システムの特徴であるグローバルインソルベンシーが説明できる。
銀行やグローバル金融機関の金融基礎は大きな欠陥で都市が崩壊することと同じだ。
それは固い地盤が都市建造物を支えると思っていても、薄い外殻(空気やガスあるいは安定器といった混合物がその下にある)
に立っているにすぎない。
金融で言えばこの混合物はアメリカ、イギリス、先進国、途上国が生み出した
変動幅が大きいドルやドル建て資産、あるいは負債のコンビネーションである(1)。
 
この状況は今日に至っても手がつけられておらず、反対に危機は拡大している。
アメリカ、EU、日本そして中国のリーダーは大量のドル、ユーロ、円、元による流動性で自身を潤しているが
同時に私的負債を公的負債に置き換えている。ガスを増やして不安定な安定器を少しましなものに代え
都市の崩壊を防いでいる。実際これら大量の流動性注入は(特に多く関連しているアメリカ)信じられないほど多い
(毎年10兆ドル近く)。結果、断続的な貨幣価値の下落がシステムを支える希釈ガスを作り出すことになる。
公的負債の増加は公的資産(特に米国債)を生み出す。公的資産は不良化した資産と取り替えられるために生み出される。
この状況の継続は基礎の分裂を進展させるということになる。ここで言う基礎とはここ数十年、特に20年間世界を支えたものである。

図1損失の見積もり:イギリス都銀と住宅金融組合の損失がUKのGDPに占める割合と公的負債

ドルに依存した地域や国(あるいはドル建て資産に依存した)や債務の水準に達したプレイヤー(世帯、企業、行政、国家)は
社会組織化されていればいるほど2009年の第4四半期には分裂が始まる。あるいは更に正確に言えば
分裂過程が進行するほど明らかにスピードアップする。実際多くの場合、本GEABで見るようにビッググローバルプレーヤー
を詳細に観察した結果からいえるのである。

兆候は簡単に認識できる。バランスシートが次第に縮小しながら均衡を保つこと、資産の断続的な価値喪失、
公的負債は指数関数的に増加、公共サービスの停止、多くの分野で金融責任が果たせなくなることの増加
企業倒産の増加、ペーパーマネーの減価…(3)
Jean de la Fontaineの寓話がいうように”動物は災厄に襲われる””すべてが襲われるが、全部は死なない”(4)
LEAP/E2020から言わせてもらえば、アメリカとイギリスはかなり被害を受ける。残りの世界が古い金融ベース崩壊
により深刻な影響を被ることもまた明らかである。(5)
0265名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2009/08/24(月) 02:43:54ID:G7ELJKlR
その2
GEABbR1では2006年以来、儚く消えた”幽霊資産”は30兆ドルを越えていると予測する。今まで
このうち1/3未満を占めるものは資産下落の影響をうけ、この”私的幽霊資産”を処理するため公的資金が注入された。
リーダーが考えることとは反対に(6)、この最後の手段は結果的に公的幽霊資産によって私的幽霊資産が入れ替えられたに
すぎない(7)。この調子では大統領とアメリカ議会は(8)”ゴーストバスターズ”の3ヒーローを呼び出し、幽霊資産の処理を
任せたほうが賢そうだ。スキルに疑問の余地がある3人組みつまりFEDのバーナンキ、財務長官ガイトナー、ホワイトハウスの
経済顧問サマーズに頼るよりは(9)。

グローバル金融ベースが喪失する過程は結果として、2009年の時点ではスピードアップする。それは力の面においても
財の面においても、影響力においても、そして多くの地政学的プレーヤーの生活水準は低下する。しかしスピードは変異にとみ
異なる形態を持つことになる。世界は急激に縮小するが全部が全部同じ道をたどるわけではない。この展開はグローバル
な地政学的混乱の段階においては主要な構成要素となる。ある種のカードがグローバルスケールで突然シャッフルされる。
我々が何度も強調するように、規模の大きい経済プレーヤー、多くの国家や地域はこれに関わることになるだろう。

下の表で明らかなように、国際大銀行は危機とともに縮小し、広がり方も様々である。
前のGEABで説明どおり、一国の経済において金融部門の規模はその国が危機によってどれだけ被害を受けているかの
指標である。下の表で強調するところはこの点に関して明らかな傾向が見て取れることである。


図2世界規模の大銀行の時価評価の比較(単位:10億ドル):青:2007年の第2四半期現在、緑:2009年1月20日現在

2.グローバルシステムのビッグプレーヤーとブロックの利害の分裂

次の破壊プロセスはグローバルな地政学的混乱に寄与する。
この地政学的な混乱はグローバルシステムのビッグプレーヤーとブロックの利害分裂が増加することからなる。
危険な保護主義貿易に戻ることに関する目下の議論はこの地政学的混乱プロセスの構成要素であり、指標でもある。
実際保護主義化に戻る。ここ20年のグローバリゼーションは予期せぬ中断に至ったからである。この件に関するグローバル
リーダーのスピーチは報告や意思とは反対のことを繰り返し、ドーハにおける一連の自由貿易交渉を復活させようとするほど痛ましい(10)。
だが実際、彼らは間逆のことをしており、オバマの”バイアメリカン”キャンペーン(11)、
ブラウンのポンド平価切下げ競争、サルコジによるフランス自動車業界への援助、メルケルの思慮深い”ドイツ”経済復興
政策、胡錦濤による内需喚起政策の目撃者である。

グローバルリーダーは統合失調症になりつつある。言動がバラバラになりつつある。そういったわけでLEAP/E2020
は地政学的混乱に代わり信用たる代替案を開始する”最終期限”は来る2009年4月のG20サミットとこの夏の間にあると
予測している。それが過ぎれば、世界のリーダーは共通の視点で見せかけの演技をし続けることさえもはやできないだろう。
各々の国内での彼らの政治的生き残り方は短期・中期での緊急事態解決に集中することになるだろう。国際的な
エキスパートの中でも失業は劇的に増加する。そんな彼らもかつては過去数十年間においてグローバル自由貿易のキーパーソン
だった。しかしながらエキスパートにも良く当てはまるように(彼らも結局、普通の人間だった)、おそらく新しい価値・信条に
考えを切り替え、保護主義化のメリットを主張し始めるかもしくは恥も外聞もなく地域の統合に疑問を持ち始めるだろう。
実際、この傾向はすでに主要な金融・政治メディアで取り上げられている。
0266名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2009/08/24(月) 02:44:41ID:G7ELJKlR
その3
この分裂化は以下の比較的単純なスキームに従う。

輸出超大国(EU同様、中国、日本、ドイツ)は最近、支払能力が存在するマーケットとの関係を保とうと必死だ。
彼らには2009年の半ばの状況がどのようになるか見極める必要がある。仮にこれら超大国の努力が国際貿易の急落のため
無駄になったり、あるいは不確実な見通しがあれば(12)、国内市場に支払能力が十分なら、国外をすて
国内市場に目を向けるほか選択の余地はない(13)。あるいは現存する多国間協定やルールを犠牲にして
地域戦略に立ち返る他ない。世界貿易機構や国連機関が唯一力を得られるのは、少なくとも多くの関係国がゲームのルールについて
同意しているという事実からである。であるからこれら機関、あるいは関連機関のいずれもこの件(保護主義化)について
多くを扱うことはできない。反対にこれらメンバーがルールを無視することを望むなら、これら国際機関は停滞し、力をうしなう(14)。

この分裂は実際、共通利害のための従属的なものに他ならなず(言い方を代えれば、一般に家畜がいっせいに
逃げ出すことと同じ)、この分裂によって微視的にも巨視的にも緊張の緩和をもたらすことができる。この緊張の緩和によって
各国は(そして州、各地域、行政区、連邦(政治的に存在する範囲で))死活問題を早急に評価する誘惑に駆られ、数十年来
続いている古いルールを観察し続けるコストがいくらなのか算段しはじめることを意味する。このグローバルシステム危機のように
歴史的な規模の危機は完全に”明白な”事実、すなわち領域の統合あるいは政治的なロイヤリティーといった視点での事実を
徐々に弱体化させる傾向がある。各組織化されたグループはいくつかの資産を備え持ち、どこかに属すより一人のほうが
より裕福ではないかと思う傾向がある。アメリカやEUのこの傾向のインパクトは後ほど詳細に調べる。

NATO参加国内での最初の紛争はすでに見える形で眼前に迫っている。仏大統領サルコジはイギリスのブラウン首相による
政治的失策を公式に批難している(15)。またヨーロッパ単独での市場能力が他所のビジネス移転を制限していることに
疑いを持っている。我々は既に上記で述べた段階にいる。ブラウン首相やイギリスのリーダーは外国人(EU市民含む)に先行して
イギリス労働者にとっては雇用が優先であると呼びかけている。これはEUパートナー間で合意したルールからはなれ
完全に壊れている(16)。ローマのG7サミット中に元が(17)唯一批判される通貨であるとき、中国のリーダーはドル
や米国債以外の多様性の欠如つまり流通の代替案欠如があることを熱烈に批判している。これらは分裂ケースである(18)。
オバマ大統領政権が人権問題やエネルギー、温暖化、貿易摩擦の増加に関して中国に攻撃姿勢を強めている時、
グローバルゲームの分裂は明らかにその速度を速める(19)。
プーチン大統領がワシントンやロンドンを今回の危機の中心だと批難している時(20)、そして無言の同意が大多数の
EUリーダーにとって唯一の反応であるとき(21)、我々は将来の分裂化への萌芽を感じる。Temasek(シンガポール最大のファンド)
が突然その方向性を変え、投資対象からイギリス、アメリカの金融機関をはずした。
我々は現行システムの分裂が勢いを増していると理解している(22)。

数ヶ月このペースなら、社会的な慣習を気に留めるものはいなくなるだろう。そして地政学的混乱の進展は当然のように進行する。
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