GEAB Europe2020 臨時避難所01
荒らし対策用のGEAB Europe2020 臨時避難所です。 本来ならば役に立たない方が良いですが・・・ Europe2020は、2006年の2月頃から、ドルを中心とした経済体制が崩壊する 日が近いと警告し続けているフランスのシンクタンク。 ttp://www.europe2020.org/en/section_global/190207.htm 2006年3月にアメリカがドルのM3指標(世界中に出回っているすべてのドル量) を中止したこと、石油取引でのドル離れの着実な進行、さらにイラク戦争 以降のアメリカ政府・国民に対する世界的な不信感の広がりもあいまって、 現在の経済体制を支えているベルリンの壁ならぬ「ドルの壁」が崩壊する日が 近いと述べている。 ★本スレ -アメリカ経済はすでに瀕死?Europe2020の警告-11 http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1240141346/ newsweekとか池田信夫は、今回の金融危機で資本主義の 強さが証明されたなんて言ってるね。 もう、二番底もなく通常に戻るのか? >>442 さん /⌒ヽ ( ´ω`)これは米国を想定してますお / つ と) 国家が保有する幽霊資産(買い取った不良債権) のおかげで、バランスシートが毀損し借金ができないと想定してますお おかげで本来社会保障にまわすべき金を調達できなかったり 国家の資金繰りにあててしまうことだと考えられますお 結果として社会保障システムに停滞がおき 中間層や退職者層を保護できない状況が現れるといいたいのでしょうお >>445 ここは確かにちょっと意味がとりにくいところですが、私も同様に思います。 その他の箇所で言ってることを言い換えたのでしょう。 (抄訳参考にさせていただきました。^^) >>445 ありがd FRBが買い取った幽霊資産は、10年20年塩漬けにして、値が戻るのを待つような気がしますがどうなんでしょうか。 日本のバブル処理で言えば、整理回収機構の役割を、FRBが担ったんだと思います。 議会を通していれば、紛糾するのは目に見えていましたから。 そうなると、「社会システムに流れ込む兆候」というのがどういう状況なのか、いまいちピントとこないのですがどうなんでしょうか? >>447 さん /⌒ヽ ( ´ω`) 話しを国家から地方行政に移して考えてみますお / つ と) 今回の恐慌で不動産や都市整備関連の第三セクターが 解散したりしてますお インフラに近いところなので行政も見捨てるわけに行かず 負債を背負い込む形になりますお これが幽霊資産ですお 行政は幽霊資産を処分するのにカネを捻出しますお 税収が減っているので将来起こりえる保険や社会保障、将来性のない 事業費用を削って負債にあてますお これが社会保障システムに流れ込む兆候ではないでしょうかお? これが現実におきていますお また以前から社会保障を行なう部門も行政の外郭である社会福祉協議会や 指定管理者制度へ移行しており、社会保障費を削減する下地は出来てますお >>448 ありがd 頭の悪い私にもようやくわかりました。感謝感謝。 アク禁になって、御礼が遅れて失礼しました。 今年もお世話になりました。よいお年を。 GEABの新号がでたのですが、誰か翻訳お願いできませんか。 おながいしますぅううう! /⌒ヽ ( ´ω`) お待たせですお / つ と) GEAB41 GEAB41は利用可能 2010-2020の10年間:ゴールドVSドル 判定ゴールドのKO勝ちへ FRBはもはや数十年にわたる戦いつまりドルの国際通貨の優位を保つ ために数十年に及ぶ”ゴールド”との戦いを続けることはできない。 LEAP/E2020にとって、この10年はゴールドがドルを完膚なきままに叩きのめす と理解している(ほとんどの主要通貨も)。 しばしば以前のGEABで読者に促してきたように、ゴールドへの 投資は個人資産の中長期の投資すなわち、ペーパーマネーや 金融資産の減価や金融危機の中でおきる支払手段へのリスク回避を 促してきた。 これらのケースにおいて、個人資産に占めるゴールドの位置は やがて来る出来事やリスク回避を意味する(数週間や数ヶ月ではない)。 GEAB41はあらたな10年へ向けて、2010−2020のゴールドの予測、 と2009年4月にGEAB34で書いたことへの補足にはちょうどよい。 10年の見方 は論理的である。我々の分析は、個人投資および 中央銀行や機関の理事にとっても中長期の資産保持に対して助けなる (例えば年金、公債、保険資金)。 40年来はじめて、(1971年の金兌換終了以来)世界中の中央銀行や 個人投資家が再度、ゴールドに回帰している。ゴールドの価値は 国際通貨としてのドルに保障されておらず、近頃はそうでもないが、 国際的にはドルの後継者とみなされているわけでもない。ゴールドはこの価値を 保つことができる資産にすぎない。 GEAB34で見たようにゴールドマーケットには矛盾がある。 この黄色い金属の市場は、価格においてゴールドの重大な 評価を見過ごさせるためFEDや巨大な中央銀行に コントロールされているように見えるかも知れない。 にもかかわらず、グローバルシステム危機のため、 USが構造的に崩壊し(それにFED)また1971年以来、受け継いできた 国際通貨システムが崩壊し、ゴールドは不確実な時代の 安全な投資となった。心覚えに、GEAB34の刊行日以来、 ゴールドはドルに対して30%価値をあげ、ユーロに対しては 23%価値をあげた。 加えて、2006年に初めて現物ゴールドへの投資を推奨して 以来ゴールドはドルに対して100%、ユーロに対して85%価値をあげている。 2000−2009の10年:17の通貨に対してのゴールドの上昇(%) しかし、ゴールドの価格の上昇は見えはじめていた。 これはあるマーケットが無意識に動いた結果ではなしFEDやその サポーターの操作ではほとんどない。 3つの道具によってドルが国際通貨システムの中枢へ回帰することを 阻止され、現在もその状況にある。 つまり ”ペーパーゴールド市場”の発達が現物ゴールド市場を無力化し、 架空契約の中に叩き込んでいる。この契約とは本来ゴールドの 担保契約であるが、このゴールド自体が実際には存在していない (あるいは同じ現物で何度も異なる契約に使われる)。 現物ゴールドの準備は実際改ざんされ、特にUSのものは 数十年独立監査を受けていない。 経済、金融メディアを通した通信戦術で、忘れ去られた戦争や錬金術師によって 貴金属は泥なると伝えるのと同じようにゴールドへの投資は 時代にはそぐわず、ゴールドに信頼を置いたのは太古時代のことだ と組織的に仕向けられている。 最近まで40年間、世界中でこの流れを見ることができ、 この戦略は非常に有効だった。いくつかの国ではUKがはじめて 破格の値段でなげうった。この話は決定者が先を見通す個人能力 やこのような良質な予測にアクセスする必要性を示している。 このケースでは予測ができず得た100ドルが100億ドルになるかも知れない ことをしめした。 しかし、国際通貨システムから40年離れ、ゴールド所有が 許された時代に組織された市場は機能し続けている。 これは変化し、ゴールド価格を押し上げることは可能か? 世界秩序にとっては要因の転換が絶対に必要である。 システム危機のインパクト増加や世界中でおきる地政学的 配置転換への突入などのようなものである。 FEDはドル覇権をめぐってゴールドともはや戦うつもりはない。 この能力の喪失はもちろん、複雑な現象を起こし、数多くの 要因で構成される。この要因はGEABで述べる。 主要通貨の対ゴールド価格(1900−2009) (ユーロは1999年以前マルクとして、破線は1922年 ドイツインフレとWW2以降の断絶 World Gold Council / Matterhorn, 12/07/2009) 前述したように、GEABの最初の刊行年に、我々はそこで、 来る12ヶ月をいつも予測してきた。特に新たな10年とともに 始まることや更に、注意深い観察者の感覚で世界秩序 におきる激変を記してきた。例外的にFranck Biancheri (GEABのコーディネーター)はこの流れで執筆し、ポストクライシスワールド を扱っている(publication in France expected in spring 2010)。 これは彼の2010−2020予測のうちの一つに一致し、我々チームも 利用し、GEABの読者も同様である。我々は機会をみつけ、 有料購読者には我々を包み込む来るべき10年への 有意義かつ理性的な地政学的突入を提供する。 2つカレンダーの中から、一つづつタイトルをつければ ”痛みの世界からの夜明け、その後”と”悲惨な暗がりの世界へ、その前” で、我々チームは後者を選び、説明する。これは疑いなく、 厄介なことであるが、我々にとっては明らかに現状を反映している。 以上ですお 広報は34号を読んでいればそれほど得るものはない気がしますお >>453 氏ありがとうございます。 しかし、結局アメの崩壊に貿易のストップはどこいったんだろう? ハードランディング路線はもう引っ込めたってことかなぁ? ソフトランディング路線で行ってる様に見せて、突然何か(中東とか)大きな 事象が起こり、それがきっかけとなってハードランディングせざるを得ない 状況になる…という様な演出になりそう。 >>460 ドルがコントロールされた減価を続けているのは違いないが、 三橋さんの記事を見る限り、何を言わんとするのかがよくわからない。 1年以上前はアメリカ経済やドルがすぐ破綻するという予想だったが どうもアメリカは90年代日本みたく持ちこたえそうということだろ もう、欧州は政府保証無しではどんな債権も売れなくなるかも? カリフォルニアの高校やイングランドの大学の教員首切りが始まっているのを見ると やっぱり危ないのは米英だよ。 >>461 その辺の破綻厨みたいになっとるやん三橋… 本を売ったり選挙のことを考えるとパフォーマンスが派手になるだけでしょうな。 ドルデフォルトするよ マジに 株買ってる頭お花畑の奴らは大損すりゃいい(´ー`)y─┛~~ >>471 問題は「いつ?」なんだよね。 ま、分かるわけないけど。 すみません、LEAP2020の信号出てませんか?本スレ(今は 本スレとは言い難い状況の様ですが)に居る方達は既に新号に 興味の無いような様子でした…。 42号は出ているようですね。 毎号、内容紹介は「やまはFX」さんがやってくれています。 今号はもうしばらく後のようです。 http://blog.goo.ne.jp/yamahafx >475アリガトございます。やまは酸も要点を解説してくれますね。 /⌒ヽ (´ω`) / つ と)さん、の本気の日本語訳でいつもじっくり読んでたものですから、 要点だけだとちょとさびしい気もします。(と言いつつ英語が出来ない自分の 事を棚に上げて、他力本願で我がままなコメになってしまってますね。反省・・・) /⌒ヽ (´ω`) / つ と)さん、失礼しました。 これでどうでしょ? /⌒ヽ ( ´ω`) / つ と) さん、待っているぜよ。 GEABの英語も怪しいからな。機械翻訳みたいで which whichてうざいんだよ とくに今号 終わった国だからね これからも何一つ変わらないよ 変わる期待もまったく無いし ソフトランディングできれば御の字でしょうな。 悲観することはない。いつまでも発展し続ける幻想を持つ方がおかしいのだ。 これからの日本 1、米国債買いまくってアメリカ倒産の時期を若干コントロール 2、アメリカ倒産時期の前後、米軍も日本から退却。代わりに人民解放軍が日本に。 3、一方、労働者確保の為どんどん海外から出稼ぎ者がやってくる。 4、一方、少子化問題は無くなる。移民の子供が日本でたくさん生まれる為。 後の第3次ベビーブームである。 めでたしめでたし、である。 ハ,,ハ iレ( ゚ω゚ )`l お琴割りします .__ |l | f _____U_ l`l`ξ レ ζ==`l`l `⌒)宀宀(⌒  ̄ ̄ バキーンッ !! バチカン紙「竜の攻撃に耐える」と日本経済を異例の1面報道 http://www.christiantoday.co.jp/international-news-2773.html ローマ教皇庁(バチカン)の日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノが16日付1面に「日本経済、竜(中国のシンボル)の攻撃に耐える」との見出しを掲げ、 日本の09年国内総生産(GDP)が急成長を続ける中国を辛うじて上回ったとの記事を掲載した。 同紙が日本経済について1面で報じるのは異例という。共同通信が伝えた。 カトリックの総本山も認める日本経済 新聞、雑誌、テレビで財政破綻について頻繁に出てくる これは世界が織り込み始めたな 2CHってまた攻撃食らってる? エラー出てるみたいなんだけど ギリシャ首相が新たな経済危機を警告、G20に投機抑制求める http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-14239020100308 [ワシントン 8日 ロイター]ギリシャのパパンドレウ首相は8日、新たな世界的経済危機が起こる可能性を警告し 20カ国・地域(G20)に対し、市場の投機抑制に向け主導的役割を果たすよう求めた。 本スレの韓国ネタ、ウザ過ぎ 479 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 21:28:32 LEAP/E2020,GEAB 42の要約 ・これまで先進各国の巨額な財政支出により、危機の発生が回避され、 遅延されてきたが、そろそろ財政支出や経済刺激策の効力もなくなってきた。 ・このため、これまでぎりぎり回避されてきた危機が2010年の後半から 本格化する公算が強まっている。その危機とは以下の5つである。 1)あらゆる形態のバブルの破綻、政府の財政赤字 2)金融機関の破綻とその影響 3)金利の高騰 4)国際的な緊張の高まり 5)社会不安の増大 このGEAB42ではおもに3)までを取り上げる。 ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ http://ytaka2011.blog105.fc2.com/?mode=m&no=163 480 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 21:41:40 危機が避けられないことを認識した各国の政府は、 自国とは直接関係のない危機を大きく喧伝することで、 国民の目から危機を隠す戦略をとっている。 ・ギリシャの危機がそのよい例だ。確かにギリシャの財政は 破綻しており決してよい状態ではないが、ユーロ圏全体で見ると、 現在アメリカやイギリスが陥っている破綻の状況よりもはるかに 影響力が小さい問題である。 ・ギリシャのGDPはユーロ圏全体の2・5%にすぎない。なので、 最終的にはドイツを中心にEU全体としての救済プランが実施され、 ギリシャの問題は解決に向かうだろう。 このような救済プランの実施は、これからEUが一体となって 危機に取り組むためのよいモデルケースとなる。 だが、米英にとってはギリシャ問題はまったく違った意味をもつ。 それは米英が抱える財政的危機から国民の目をそらすプロパガンダである。 それと同時に、ユーロの危機の喧伝は、EUから投資資金を引き上げさせ、 それを英米へと呼び込むために行われている。英米は財政的な危機に瀕しており、 赤字を補填するためには投資資金がどうしても必要なのである。 また、格付け会社はギリシャ国債のこれ以上の格下げは行わないだろう。なぜなら、 すでにギリシャ国債はEUだけではなくあらゆる金融機関が保有しているため、 格下げは巨額の損失を生み、これにいまの金融機関は耐えられないからである。 481 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 22:22:55 危機の抜本的な原因はドルを基軸通貨として使っていることであり、 これを変更する通貨改革を実施しない限り、危機は本質的に乗り越えることはできない。 しかし、各国政府はこれを避けてきたため、各国の財政支出による景気刺激効果が 薄れるにつれ、危機は本格化する。これは2010年後半から起こるはずだ。 1)あらゆる形態のバブルの破綻、政府の財政赤字 〜中略〜 ここで厳しい状況に立たされるのは、各国の政府系ファンドである。破綻が余儀無くされている。 ユーロ圏の財政破綻しつつある国々の政府系ファンドもこれに含まれるが、 これらの国々は最終的に、これから実施されるEUの救済政策によって救済される公算が高い。 だが、英米、そして日本はそうではない。 こうした国々の政府系ファンドの破綻の波はこれから津波のようにやってくる。 この結果、アメリカ、中国、EU、日本などの国々は2010年の後半から大きく成長率を落とすだろう。 2)金融機関の破綻とその影響 しかし、政府同様金融機関も厳しい状況にある。すでに多くの金融機関が実質的に破綻状態にあるが、 これに商業不動産バブルの崩壊が加わるのである。 現在、アメリカの商業不動産の価格は、ピーク時の2007年から2008年と比べ、 43%も下落している。企業も金融機関も、支払いが可能な低利のローンへの借り換えを求めているが、 もはやそのようなものは存在しない。したがって、 2010年の後半からは中小の金融機関を中心に破綻の連鎖が起こるだろう。 一方、現在各国政府は、これまで実施してきた経済刺激策と金融緩和策を止め、 通常の財政運営に戻ろうとしている。これを商業不動産バブルの崩壊が迫ろうとしているときに 実施するのである。その影響は甚大で、特にアメリカでは、中小のみならず大手銀行も破綻する恐れがある。 482 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 22:54:43 3)金利の高騰 このように、どの政府や企業も破綻を避けるために、新たなローンの借り入れ先となる資金源を 必要としている。先にも述べたように、そうした夢のような資金源はもはや存在しない。 したがって、政府や企業が乏しい資金に殺到する状況が出てきている。 これは資金需要の高まりとなって現れるため、どの国でも金利は上昇せざるを得なくなっている。 さらに、これまでの金融緩和策と経済刺激策によるツケがインフレ懸念として跳ね返ってもきている。 この点からも金利の上昇は避けられない。当然、金利の上昇で多くの企業は倒産し、世界経済は収縮過程に入る。 483 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 23:10:59 既に昨年からの主張で新味はないね。妥当な卓見であるばかりか、米国の大手を 含む銀行の連鎖破綻が2010年後半から始まると予測は確証と確信があることが 窺えるように思える。 この時期にそうなるかどうかは別としても、世界経済の縮小均衡の過程に突入する という悲観論には充分な説得力がある。 既にこうした予測の下に対策を立てている金融機関や企業も多いだろうと推測する。 731 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 21:43:56 GEAB43のパブリックアナウンスを訳してみました。例によって意訳をバリバリ 入れています。あと、これも例によって、酒を飲みながらなので、間抜けな訳 があるかもしれません(というか、あると思います…)。そこは御容赦下さい。 -- ここから 2010年の第一四半期も終わりに近づきつつあります。主要国が直面している事 態の深さ明らかになるにつれ、現在、世界経済危機の兆しは拭いようがないも のになってきました。GEAB2020は、この現状を解明する最初のメッセージを発 表いたします(*1) まず、最初に指摘しておきたいのは、持続可能な未来社会を構築するチャンス は一回しかないということです。もちろんチャンスとの巡り合わせは、未来永 劫1回というわけではありません。ただ、少なくとも現在はそうですし、もし かするとここ数十年はそうかもしれません。あと、いくらチャンスといっても、 もちろん時代遅れの旧冷戦体制の再構築という話はありません。なぜなら、新 しい世界秩序の構築はUS$の一極支配の終わりを告げ、経済規模に応じたバス ケット通貨による世界経済秩序の確立を要求しますから。 昨年の今頃、我々はロンドンでのG20サミットの直前にFinancial Timesに、 「09年春から夏の時期は、巨大な世界経済システムをがらがらポンするときで ある、そうすれば09年末に予想される世界危機は回避できる」という全面広告 を出しました。ロンドンG20サミットの結論はみなさんご存じの通りです(*2)。 (*1)a firt anticipation と、theじゃないので、なんか、first anticipation がいくつもある感じがして、こう訳しました。 (*2)わざわざ仮定法を使っていたので、ちょっと足しました。 732 名前:731[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 21:45:40 (つづき) 09年のコペンハーゲンサミットでは、数十の課題について解決できずじまいで した。たとえば、米中の行き違い、西側社会の意思統一不徹底など。これらは、 いずれも我々が危惧したことでした。様々な局面で、緊張は高まっています。 然るに「世界の警察官」たるアメリカ、まあもっともなところ「"核の傘"での 将軍様」たるアメリカといった方が適切かもしれませんが、はどんどん当事者 能力を失ってきています。 斯様な状況に合る2010年も3ヶ月をすぎた今、我々は次のことに気がつきます。 [1]米中関係。台湾、チベット、イラン核問題、ドル-元レートのいろいろなど があって、いっこうに改善の気配を見せません。米国債の購入額の減少、い くつもの通商問題なども、いろいろあります。 [2]全世界的な問題の増加(アフガニスタンやNATOの米軍への給油、地球温 暖化問題、ギリシャ危機など) [3]ワシントンの機能麻痺 [4]待ったなしの中東情勢、とりわけパレスチナ問題とイラン問題に直面する イスラエルの情勢 [5](とりわけ、アジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパで顕著な)抗しがたい経 済のブロック化への誘い [6]いい加減しろよといっても膨れ上がるマネー [7]高まる政府保証債への不安感 [8]"グローバリゼーション"の権化たるアメリカに対する批判の高まり 733 名前:731[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 21:47:35 (つづき) 経済回復への道筋が未だ見えざる現状において、社会的な対立がヨーロッパで 高まりつつあります。いっぽう、アメリカでは、これまでの社会構造を維持し きれず、徐々に解体に向かいつつあります。 もしかすると、セカンドインパクトは、ファーストインパクトほど目立たない かもしれません。しかし、それは決して、セカンドインパクトが大したもので ないということではありません。いや、むしろセカンドインパクトの方が重大 です。なぜなら、アメリカ政府はメディアに圧力をかけることにより、大本営 発表をする事ができますから。もっとも、大本営がいくら発表しようとも、国 内の中産階級の没落、崩壊に起因する公共サービスにかかる負担は、どんどん 積みあがっている事実は代わりありませ。ヨーロッパのほうが危機を強調され ますが、その理由は簡単です。ヨーロッパに比べアメリカは社会の連帯感が希 薄になったが故に、危機が看過されるだけでしかありません。 これは、組合等の組織はセクト化し,自らの枠に汲々として,さらには何事にも 疑念を呈したら「反USA」とレッテルを貼って看過することを当然としていた、 人工国家アメリカ社会特有の現象といえるかもしれません。 大西洋を挟んで、ちょっと離れますが日本も、公共交通、教育、医療、年金、 さらには警察、消防などの公共で支えるサービスの継続が困難になりつつあり ます。それに伴ってかどうか厳密な議論はおいておくにして、ヨーロッパでは 実力行使を伴うデモが増えつつあり、アメリカでも国内問題の解決を訴えるテ ロや偏狭的な主張が対等しつつあります。 734 名前:731[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 21:48:48 (つづき) インターネットやメディアの監視をあれだけ執拗に進めている中国でさえ、指 導者は情勢に対して、かなり神経質になっていることが、信頼すべき情報から 伺えます。実際、指導部による楽観的な見通し表明をあざ笑うかのように、中 国では失業と貧困を解決を訴えるデモが増えています。 アフリカではクーデターが昨年より増加しています。ラテンアメリカでは、良 好なマクロ数字をさておき、チリで起きたような(*3)、社会的な不満が急進的 な状況悪化を引き起こす可能性が高まっています。 これらの事象は、津波のような社会の流動化を引き起こすことでしょう。そこ では、これまでの隣人と「蜘蛛の糸」をめぐって悲劇的な対立が起きるでしょ う。米連邦と州の潜在的な対立、アメリカそのものの自己矛盾、EU内の駆け引 き、ロシアにくすぶる独立運動、中国の都市と地方の格差など政治的な課題の 存在、世界各地で見られる反移民感情などを背景に高まってきたナショナリズ ム意識など、火種には事欠きません。 90年代前半に旧ユーゴスラビア各国をおそった悲劇を世界は味わうことになる かもしれません(*4)。そのとき、アメリカ、日本、ヨーロッパの "中産階級" は決定的な没落を強いられることになるでしょう。とりわけ、中産階級が不動 産ローンなどを抱える傾向にあったイギリスや、ヨーロッパ、アジア諸国では、 顕著なものとなるでしょう。 (*3)ピノチェト政権崩壊の顛末を指しているものと思われます。 (*4)政治体制、民族意識などが複雑に入り組んだ悲劇的な対立というのが原文 です。自分には、それがユーゴスラビアの悲劇とあまりにも欲重なったので、 原文にはありませんが、ユーゴスラビアにたとえています。 735 名前:731[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 21:50:01 (つづき) 次のGEABで掲載していますが、LEAP/E2020では、この地政学的な変動は次のよ うな段階を踏むと考えています。 0.地政学的変動の胎動 1.Step1.金融のつまづき(*5) 2.Step2.貿易紛争 3.Step3.行政の機能不全 4.Step4.社会の分断 5.Step5.疑心暗鬼の世界(*6) これだけでなく、ギリシャより公的債務負担の大きさが懸念される8カ国につ いて検証した記事を載せています。また危機を経た後、財政見通しが、どのよ うになるかを直近のデータを現在の観点から考察しました。現状との対比につ いてご検討ください(*7)。 (*5)原文はMonetary disuptes(通貨をめぐる紛争)とfinancial shock(金融の 打撃)とありますが、かなり意訳しました。 (*6)Strategic crisesを直訳すると戦略的危機なんですが、どうも書籍名とか を見る限り、そんな矮小な概念に見えないので、かなり意訳しています。 (*7)ここも原文は、「今の数字を今後の予想される見通しを考慮に入れ、将来 見通しを現況見通しと比較して出しています」というような趣旨の文面なので すが、意訳しています。 -- ここまで -- 信号でたらしいですが、どなたか日本語訳お願いしまーす! アメリカ本当にデフォルトするのかよ デフォルトしないで米中戦争突入じゃねーだろうな アメリカの考えている事は借金の踏み倒しか ハイパーインフレによる圧縮だろ アメロが有れば国内はドルの死でも思ったより混乱はしない アメリカの超大国としての繁栄は終わるがそれだけだ 同時にアメリカがやる事は超大国になりそうな支那の分割だろうし フセインの時と同じじゃねーのか?G2とか言ってんの 国債があるから支那のやる事には手出し出来ないとか思わせて置いて G2で黙認取り付けたとか思わせて置いて、手出したら あっさりアメロに変えて、侵略はゆるさんとか言って支那に宣戦布告 アメリカは台湾やインドに武器売れば米国債で借金しなくてもいい訳だし そんで支那の工業地帯に絨毯爆撃でもしたいんじゃねーのか? 日本の都市に絨毯爆撃もあれ日本の工業力そぐ為だろ、戦時中は軍事工場になってるとか言ってたけど そんで適当に分割して傀儡政権建てて民主化だな そして一面焼け野原にユダヤが乗り込んで利権支配するって筋書きじゃねーのか? 大体支那バブル崩壊すれば、アメリカの投資は支那から抜けて雨に戻るんだよね アメリカは支那に米国債買っても良い訳だ、支那がバブル崩壊さえすれば 293 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2010/05/12(水) 22:04:06 連休中に、酒を飲みながらGEAB44を訳そうと思っていたら飲みすぎてしまいましたorz。 なんとか体調を整え、先週ようやく訳しました。もちろん酒を飲みながらの意訳なので、 誤訳は多々あるかと思いますが、御容赦下さい。 -- ここから グローバルシステムに差し迫る危機/アメリカとイギリス.2010年後半に2つの激動,夏に イングランド銀行をおそう通貨危機,冬にFRBが直面する破綻 ここ最近,メディアや "専門家" によってギリシャの「危機」が盛んに指摘されていますが, 相当前に LEAP/E2020 が指摘したように,ギリシャはユーロ圏から指導,支援により, 公的債務の増大する負のサイクルから離脱を図る政策へ踏み出そうとしています(*1). ギリシャ全土に渡る市民の抗議活動は,西側社会の巨大な公的債務の穴埋めをどうやっ てするかは,極めて難しい課題であるということを強く世界に印象づけたことは事実です. しかしながら,最近のBISの報告でも強調されたように,このユーロ圏からの支援により, ギリシャのデフォルトは回避されることになるでしょう. 欧米メディアがことさらギリシャの「危機」を煽るのはなぜでしょうか.それは,ギリシャの 問題はユーロ圏の「危機」を引き起こすようなものでないという事実をわかりにくくすること では,もちろんありません.では,なぜでしょうか.そう,それは次に来る世界的な経済 危機の予兆を隠蔽することにあるのです(*2).その危機とは,イギリス(*3)とアメリカが 抱える債務(これは公的,民間いずれも該当します)がどうしようも無いレベルまで積み 上がる一方,2011年からその巨大債務の償還が始まってしまうので,借り換えコストが 急上昇することに起因しています(*4) (*1) Greecs has the Eurozone 以下を,かなり意訳しています. (*2) 原文は,接続詞とかを使って延々とつながる文になっています.直訳すると,余りにもわかりにくいので,適当に分けて訳しています. (*3) virtual British なので,直訳するなら「院政を引いているイギリス」とかになるんですが,くどいので単に「イギリス」としました. (*4)原文は,「低コストでの借り換えに使える資金が世界的に枯渇する」という趣旨ですが,ちょっと意訳しました. -- つづく 294 名前:293[sage] 投稿日:2010/05/12(水) 22:09:35 2006年2月から我々が言っていることなのですが,いま直面している危機というのは1945年に構 築されたアメリカを中心とし,そしてそれをイギリスがささえるという戦後体制の崩壊に起因する ものであるということを改めて押さえておく必要があります.また,危機(たとえば,ギリシャの場合 ですね)の影響の大きさを評価するにあたっては,それが世界の経済活動を "心停止"(*5)に 追い込むほどのものであるかを検討しておくことも重要です.その見地から,我々はギリシャが ユーロ圏を巻き添いにすることはないと見ています.一方で,天文学的(*6)な金融資金調達が 求められているイギリスとアメリカは猛烈な危機にあると見ています. ところで,ここで思い起こして欲しいことがあります.現在のように金融で調達出来る額が,資本の 額を超える場合,まさに今日がこれにあたるわけですが,その調達額というのは公債と同じように, 発行額そのものより発行額に対する資産の割合(*7)で評価されるようになっています. 簡単な例え話をしてみましょう.あなたは100ユーロをもっています.あなたには2人の知人が います.一人は,貧乏なAさん.30ユーロを貸してくれといっています.もう一人は金持ちなBさん 200ユーロを貸してくれといっています.太っ腹なBさんは1000ユーロもする高い時計を,借金の 形にすると言ってくれています.かたや貧乏なAさんは20ユーロの時計を差し出すと言っています. でも,あなたは200ユーロも持っていません.だから,Bさんにお金を貸すことはできないはずですね? ところが,担保(=借金の形)と金利の議論では,話はひっくり返ってしまいます.ちょっと考えにくい 話のはずですが,貸出に対する担保の占める比率という観点で評価すると,Bさんにお金を貸す 以外ありえないことになるのです.それは,貸出に対する担保の割合がBさんの場合は20%, Aさんの場合は150%となり,あきらかにBさんの方が優良な貸出先となるからです. (*5)"structural weakness which characterise the heart of the world in full meltdown" を heart にかけて,意訳しています. (*6)原文は "exponential" なので,直訳すると指数関数的という意味になりま すが,日本語の慣例として使われる"天文学的"という言葉をあてました. (*7)後ろの時計の例え話を参考に,意訳しています. -- つづく 295 名前:293[sage] 投稿日:2010/05/12(水) 22:13:01 ただ,困ったことに,これはお金が無尽蔵にある場合に成立する話です.昨今のように, 金融危機に直面し,無尽蔵に湧き出てくるお金が無い場合,この議論は現実という壁に 直面してしまいます.ある人が求めるに応じて与えられるには,別のある人がそれだけ 与えることができないといけないのですから. 議論を整理するために,LEAP/E2020から,2つの質問を出します. 5月6日にイギリスでは総選挙が行われます.選挙後,おそらく財政,政治,経済様々な 局面でイギリスの悲惨な状態が暴露されてくることでしょう.そこに誰が救いの手を 差し伸べられる,あるいは差し伸べたいと思うでしょうか. 金融の状況はかなり深刻です.官僚(*8)は再生プランを立て,次の総選挙を争う各政党に 提示しています.政治的空白により,イギリスの通貨(Sterling,すでに相当弱くなってしまい ましたが)とイギリス国債(Gilts,イングランド銀行が,ここ最近数カ月で発行額の70%を 抱え込んでしまいました)が崩壊に瀕する最悪の事態を,なんとしても回避しようと奮闘 しています.今度の選挙では,保守党が決定的に勝利しない限り,現在のブラウン首相は 選挙に負けても,首相の座に居続けられることもあるでしょう.実際のところ,経済,政治の 危機を受けて,有権者は次の議会は絶対多数の党派が存在しない状態が望ましいとか 考えていますから.ところで,このような絶対多数の存在しない議会を背景に,少数会派の 政権が生まれるのは1974年以来のこととなります.今にして思うと,この事件はその 18ヶ月後に起きた1976年の財政破綻とIMFへの救済申立の露払いみたいなものだった ことは注意しておくべきでしょう(*9). (*8)原文は "technocrats running the country"です.日本では官僚に与えると捉え,そのように訳しました. (*9)原文は "a kind of political preliminary" です. a kind of の文意から推察して言葉を追加して訳しています. -- つづく 296 名前:293[sage] 投稿日:2010/05/12(水) 22:15:15 とにもかくにも,イギリス政府は統計数字だけでも好転させて,なんとか「勝利」(あるいは, 「戦略的撤退」)に導こうとしています(*10) .しかし,現状はどんどん悪化していっています.イギリスの不動産価格は大きく落ち込んで おり,LSR(Lombard Street Research)は2007年の価格に回復するには,何十年もかかる だろう(要するに絶望的)とまで予想しています.3つの政党(労働党,保守党,自民党)は, 選挙後に予想される破滅的なまでの混沌とした状態に対応すべく,まさに色々な画策を 進めているところです.しかしそれでも,選挙後,それこそ"ギリシャ"のような状況に陥り, 新政権は国家の状況が選挙前に言われていたよりはるかに悪いものであることを, 国民の前に認めざるをえないだろうと,LEAP/E2020は指摘しています(*11). 2009年末に,ダーリン財務大臣とゴールドマン・サックスがおびただしいほどの会合を 繰り返しました.公債について何らかの操作が行われたとみるべきでしょう(*12).直近の GEABで指摘したように,ゴールドマン・サックスの行動に注意を払うことは有用です. そこから,公債のデフォルト危機が次にどこで起きるかを伺えてきますから. (*10)原文は "puts a positive spin on the statistics" です. "a" と "on the statistics" という言葉から,"だけでも"という言葉を補っています. (*11)原文は仮定法を使った文なのですが,文意を考慮して意訳しています. (*12)原文の "very reliable indicator" です.文意を考慮して意訳しています. -- つづく 297 名前:293[sage] 投稿日:2010/05/12(水) 22:17:50 イギリスの破綻プロセスに始まってしまうと公債市場は機能不全に陥ることでしょう. そのとき,誰が世界最大,それも断トツで,公債を発行しているアメリカを支えられる, あるいは支えようとするでしょうか. 公債の借り換えに必要な額は,民間債務の額に匹敵するといわれています(商用不動産や LBOなどへの投資のために貸し付けられた資金のうち,2010年から2014年の間に償還期限を 迎えるものの総額は4.2兆ドルといわれています[一年あたりの平均償還額は1兆ドル].これは 本当に単なる偶然なのですが,2010年に世界中で新規に発行される公債の発行額と一致 しています.なお,その公債の内訳は半分がアメリカ連邦政府,残りが住宅ローン,関連団体, 地方政府(*13)によるものです). 2010年において,アメリカという "自転車" を倒さずに走らせ続けるには,実に5兆ドルという 巨額な資金を調達しなければならないのです(*14). 我々は,この質問に対する答えは,率直なところ,次の2つになると考えています. まず,イギリスに関して.夏には,イングランド銀行が通貨とイギリス国債の二つが同時に 破綻するのを回避するために奮闘することになるでしょう.その際,IMF,そしておそらくEUが 支援に乗り出すことになるでしょう.ただ,いずれにせよ通貨は相当手痛い打撃を受ける でしょう.また,かつて無いほどの緊縮財政を強いられることになるでしょう. (*13)原文にある "household, business, local authorities" という箇所の最後の "local authorities" をヒントに,こう訳しています, -- つづく 298 名前:293[sage] 投稿日:2010/05/12(水) 22:21:14 次に,アメリカに関して.まず誰も助けることはできません.必要とする資金量が大きすぎます. これを助けられるのはIMFを含めて世界のどこにも存在しません.そのため,2010年暮れから 2011年初頭にかけて,借り換えが必要な債務,これは公的,民間のいずれも該当します,の金利が 著しく上昇するでしょう.そして,そのときアメリカ国債のバブルは崩壊します.その結果,また 連鎖的な金融機関の破綻が起きることでしょう. しかし,どうしようもありません.その時の支払い不能をカバー出来る国は世界のどこにも ありません.カバーしようとしたら中央銀行そのものが破綻してしまいます.何しろ,バランス シートに乗っかっている資産は,影も形もない"債券の幻影"でしかありませんから.もちろん FRBも例外ではありません. 本GEABで分析しているように,その時にFRBは破綻という現実に直面することになるでしょう. また,2010年の冬には,別の側面からも米国の不安定化が引き起こされることになるでしょう. 中間選挙が,その始まりとなるでしょう.そこで,何百万ものアメリカ国民は,ワシントンや ウォール街を除いて吹き荒れ続け,何時まで経っても終わらない危機に対して "お腹いっぱい"(*15) という想いを率直にぶつけてくるでしょう.ところで,その危機により アメリカの公的債務は膨れ上がっていますが,これも大問題です.なぜなら,今やアメリカ では1ドルを貸すと0.96ドルになって返ってくる,つまり負の利子を持つにいたっているからです(*16). (*14)このパラグラフは,ちょっと意味を取りかねた部分があり,誤訳しているかもしれません.ご容赦ください. (*15)原文は "Belly-full" とあります."Belly"と言うのは,お腹という意味の隠語として使われるらしいので,こう訳しています. (*16)関係代名詞を前に訳出すると,文意が見えにくくなるので,後ろの関係代名詞以下は,後の 文として訳出しています.また文意を考慮して,原文にはない「大問題」と入った述語を補っています. -- つづく 299 名前:293[sage] 投稿日:2010/05/12(水) 22:22:36 もちろん,我々が提示した問題に対する,上記の回答に同意出来ない人もいるでしょう. ただ,誰が払うことが出来るのか?誰が支払ってくれるのか?という当然の問題を無視することは ありえない.そんなことをすると,おそらく2011年を迎えるまで無為に時間をつぶす事になるだけ でしょう.それだけ重要な問題だと我々は考えています. 我々の考えは,「世界にはアメリカ国債をこれ以上買うお金はどこにもない」言った 中国人民銀行の周行長と同じです. この号ではイギリスとアメリカに注目して主要な危機に関する現状分析ならびに, 西側諸国内における金融,財政,通商を巡る "静かな諍い" の展開について掲載しています. またあわせて,イギリスとアメリカの経済危機が起きたときの対処法についても掲載します. -- ここまで 通貨増発とインフレの関係 ★情報の集中・高度化時代に入り、インターネットと国際コンテナ輸送の発達のもと、グローバルな貿易経済が展開 ↓ ★世界には途上国も多く、消費財の余剰生産力(10%〜20%?)が存在……先進国の進出により、賃金が極度に低い 国が先進国の消費財を生産できるよう工業国化 ↓ ★先進国の消費者物価(CPI)が上がる気配が出ると、ウォルマート等の経営者は、中国・インド・アジア・南米等か らの商品輸入を増やすことで、(先進国の)消費者物価(CPI)は上昇しない ↓ ★ある先進国で、経済成長率を大きく上回る通貨増発があっても、情報化世界でのCRM戦略により、消費者物価(CPI )は上がらないし、労働者の名目賃金も上がらない ‖ ★先進国の失業率は恒常的に高く、雇用の短期化と流動化、そして消費が好転すると安価な消費財の新興国からの輸 入が増えることから、先進国のGDPは増えない ↓ ★社会保障コストが増え続ける先進国の中央銀行は、結果として消費者物価(CPI)の上昇を認めず、インフレの認定 も起こらず、(FRB・ECB・BOE・BOJ等は)膨張した通貨増発の状態を続ける ↓ ★低金利やゼロ金利策を続けると銀行の貸出しは増えず、銀行は余剰資金で国債を買う機関となってしまう=超低金 利では、民間にマネーが回らない ↓ ★超低金利下、通貨の増発は、消費者物価を上げる消費財の増加購入ではなく、資産(株式・債券・不動産等)購入 や、コモディティ(資源エネルギー、穀物、金属、ゴールド等)に向かう ↓ ★実需での増加予想とは無関係に、投機の仮需により、バブル的に価格上昇を見て、金融経済の商品でインフレを起 す ‖ ★大手金融機関は本来の社会的目的を健忘し、「資金の社会への最適配分」の機能を失い、自己利益目的の投機ファ ンドに変質する ↓ ★投資対象商品の実需が買い支え可能の極点価格へ来たとき、投機筋は一転して売り転換し、他の資産への投機に移 る ↓ ★多くの商品の中にあって、特に「国債と通貨」が売られる(国家への不信)場面が起こった時点で、ペーパーマネ ーから実物資産への移転が加速し、ハイパーインフレが到来する 207 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/10/29(金) 11:05:26.76 ID:09FARm5J 麻生「機内でおくつろぎの皆様、機長の麻生です。当機はただいま目的地、ガム国際空港へ向かって・・・」 乗客「おい、ガムってなんだよ!グァムだろ!馬鹿が」 麻生「当機は現在高度3万5千ヒートにて順調に飛行中・・・」 乗客「なんだよヒートって、フィートだろ?本当に馬鹿だな。ダメだこんな機長じゃ」 (そのとき乗客の一人が立ち上がり、こう叫ぶ。) 鳩山「みなさん、こんな機長じゃダメです。私なら立派に機長を務めることが出来ます。」 乗客「おお!」 鳩山「皆さんをこのままグァムだけじゃなく、ハワイ・ロサンゼルス・ニューヨーク・ロンドン・パリへとお連れすることが出来ます」 乗客「でも、お高いんでしょ?」 鳩山「みなさんには今のチケット代以上はいただきません。それどころか、半額キャッシュバック!」 乗客「おおー!すげー!!」 麻生「馬鹿な。どこにそんな予算がある?どこにそこまで飛ぶ燃料がある」 乗客「はっとやま!はっとやま!!今の機長をコックピットから引きずりおろせー!」 208 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2010/10/29(金) 11:05:51.33 ID:09FARm5J 鳩山「機内でおくつろぎ中のお客様にお知らせがございます。 私は飛行機の操縦が下手かもしれません」 乗客「おいふざけんな交代しろ」 鳩山「一生懸命やっていきますので交代はいたしません」 乗客「死ぬならお前だけ死ね! 俺たちを巻き込むな!」 鳩山「がんばれという叱咤、応援の声と受け取っている」 乗客「応援じゃねーよ! 下手なら操縦するな!」 鳩山「そういうつもりで言ったのではない。 下手かもしれないという仮定の話をしただけで、下手だと決定したわけではない。 下手かどうかは着陸してみればわかる」 鳩山「燃料が無くなる前に着陸する」 乗客「どこに? どこの空港も燃料持たないでしょ?」 鳩山「腹案がある」 乗客「どんな?」 鳩山「それは申し上げられない」 乗客「管制塔に許可貰った?」 鳩山「飛行経路も含め、これからゼロベースで考える段階」 乗客「それじゃ考えてる間に墜落しちゃうじゃん」 鳩山「燃料が無くなる前に必ず着陸する」 乗客「だからどこに!!」 鳩山「今日は大変いい天気です」 209 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2010/10/29(金) 11:06:31.95 ID:09FARm5J 菅 「えー、機長を交代いたしました。菅です」 乗客「ん、今度の奴はまともそうだ」 菅 「俺の役割は事故を最小限に抑えること。上手い離陸、上手い操縦、上手い着陸を目指します」 乗客「ん?事故を最小限に?まぁいいや。がんばれー」 菅 「この飛行機を『奇兵隊号』と名付けたい」 乗客「なんだ?んなこといいからちゃんと操縦しろ」 乗客「そういやこの飛行機はどこに向かってるんだ?」 菅 「当面の目的地は、前の操縦士が自動操縦の設定をしたハワイを一つの参考にしたい」 乗客「ハワイかよ。」 菅 「そう受け止めてもらって結構だ」 乗客「何時頃到着予定なのさ?」 菅 「10時か11時か12時頃、到着予定です」 乗客「は?なんだその時間差は?どこ行くつもりなんだ」 菅 「行き先を決めるなんて一言も言ってない、参考にすると言っただけだ」 乗客「じゃーいったいどこに行くつもりなんだ!」 菅 「話し合おう。一人ずつ操縦室に呼ぶから来て」 乗客「なんで一人ずつなんだよ!ってゆうか飛行機揺れてね?」 菅 「揺れてなんかいない」 乗客「絶対揺れてるって。ちゃんと操縦してるの?ってゆうか、操縦出来るの?」 菅 「揺れてるように感じるのは飛行機のせいだ。」 乗客「ちょw 飛行機のせいかよ」 菅 「揺れてるのは、椅子のせいだ、ハンドルのせいだ、前の操縦士が悪いんだ!」 乗客「こいつも駄目だ!操縦席から引きずりおろせ!」 現在、機長はコックピットに立てこもっている。 955 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん [sage] 投稿日: 2010/10/29(金) 15:40:47 まとめ @戦後日本にとっての癌(スキルス胃がん)=アメリカ A左も右も売国奴(しかも帰化人やらえたひにん) Bマスゴミが媚米・シナ・南チョンで反日 C自民も民主もネオリベ(市場原理主義者) D貯蓄志向の老人団塊のあまりの多さとそれらが持つ莫大な金融資産 E非白人(有色人種)のくせに自己顕示欲だけは高い政治家官僚(だからジャップとか言われる) Fこれだけ酷い国でもデモ暴動一つも起きない腑抜け国民性 GFと同じく、マスゴミの洗脳(情報統制・操作)で白痴になってるB層 H年功序列とか新卒至上主義とかいまだにやってて労働組合が正社員の正社員による正社員のための御用組合になってる Iとにかく女・子ども・老人に甘く、男には理不尽 957 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん [sage] 投稿日: 2010/10/29(金) 16:24:36 >>955 60年代中頃に自衛隊がクーデター起こそうとしてたんだな 知らんかった http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4680?page=5 これと安保闘争に自民と官僚がびびって 国民、特に男の骨抜きをしすぎたようだな 103 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん [sage] 投稿日: 2010/10/30(土) 11:24:55 ドル円スレではアザラシくんがハイテンションで売り煽ってたけど、年初にリンゼイ・ウイリアムスの警告を見てた人なら予定調和を感じるだろうね。 居皆茶は今年ドルを30〜50%減価させると言っていたのだが、まだ10%ほど下がったにすぎない。 残りの巾を年末までに消化するのならば、これからさらに急角度で落ち込んでいくのは自明の事。 ここでまたまた大統領がアルカイダを持ち出してるところを見れば、またまたインサイドジョブで中間選挙とFRB対策に励むんじゃないの? 114 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん [sage] 投稿日: 2010/10/30(土) 12:29:02 >>103 来ましたで! http://divinecosmos.com/index.php/start-here/davids-blog/872-disclosureevent 少なくとも4つの異なった情報源が、独立して私と共有したものに基づいて、しばしば注目に値する類似性で、 この計画された大変動は、USドルの価値を15から25パーセント下げることが11月中に始まるでしょう。 さらなるイベントは、もしかするとクリスマスごろに、クレジットカードによって金の国際的な流れの緊急凍結が起こるでしょう。 連邦準備制度理事会は、1月31日までに完全に排除されるでしょう。 バーゼルIIIの文言の詳細で合意=バーゼル銀行監督委 [ロンドン 1日 ロイター] バーゼル銀行監督委員会は1日、2013 年から実施される銀行に対する新自己資本比率規制「バーゼルIII」 の文言の詳細で合意したことを明らかにした。 「流動性カバレッジ比率と安定調達比率は観察期間にゆだね、意図 せざる結果への対応として見直し条項が設けられる」とした。 バーゼル委は、銀行が困難に陥った場合、納税者の負担を回避する ため、一部の種類の資本を毀損させるべきとの見方で一致した。 各国の当局者は、銀行が破たんした場合、優先株や劣後債の保有 者など幅広い範囲の利害関係者が損失を負担すべきとしている。 米SEC、中国企業の米証券取引所上場を調査=WSJ [21日 ロイター] 米証券取引委員会(SEC)が逆買収を通じて米国 の証券取引所に上場する中国企業に対する調査を開始した。 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が関係者の話として報じた。 同紙によると、今回の調査は何百もの中国企業が米国のペーパー カンパニーとの合併によって米市場に上場するという流れを受けて実 施されている。 SECは米国の会計事務所、銀行、法律事務所がどのような方法で 合併をサポートしたかについて調査を開始した。また過去に発表した 調査件数を上回る数の個別中国企業を対象に、違法な会計処理、監 査慣行に関しても調査に着手している。 単一通貨ユーロ、欧州債務危機により崩壊しない=英財務相 [ロンドン 21日 ロイター] オズボーン英財務相は21日、単一通貨 ユーロは、欧州債務危機により崩壊することはないとの考えを示した。 同財務相は議会で「ユーロ崩壊の可能性は、わずかにも存在しない。 ただ、ユーロ圏が安定していることは、明らかに英国の国益にかなう」 と述べた。 ニッセイアセット、「Jボンド」の信託金限度額を2兆円に引き上げ [東京 22日 ロイター] ニッセイアセットマネジメントは21日、「ニッ セイ日本インカムオープン(愛称:Jボンド)」<62005732JP.LP>の信託 金限度額をこれまでの1兆円から2兆円に引き上げた。 read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる