スウェーデン総選挙、与党・中道右派連合勝利へ=宙ぶらりん議会か


スウェーデンのフレドリック・ラインフェルト首相(穏健党党首)が率いる与党4党の中道右派連合が2006年に連立政権を発足させて
以来初めてとなる総選挙の投票が19日午前8時から始まった。
前日(18日)の世論調査によると、中道右派連合が最大議席を獲得し、総選挙に勝利する見通し。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、中道右派連合は減税と財政再建を公約にして支持を集めており、最大野党、社会民主労働党
のモナ・サリーン党首が率いる中道左派の赤緑連合に勝利する見通しだが、僅差で連立与党が安定多数の議席を
維持できるかどうかは不透明となっている。

今回の総選挙では現政権の過半数の議席確保を阻む可能性があるのは欧州で広がりつつある移民抑制の動きを強く支持する、
ジミー・オーケソン(Jimmie Akesson)氏が率いる第3極の極右派のスウェーデン民主党。同党は選挙前の世論調査では
議席獲得の見通しだが、大きく躍進した場合には、少数与党の宙ぶらりん議会になる可能性が高い。
その場合、アナリストは、スウェーデン・クローナは対ユーロで急落し、債券利回りが上昇すると見ている。

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