>>291
人種差別、と言いたいんだろうが、ヨーロッパでは違う感覚だと思うよ。
ナチスの戦争犯罪は、ヨーロッパではある意味特殊な位置づけだ。
つまり、ナチスの戦争犯罪は、その責任が特定の国家や民族に帰属し、
特定の国家や民族が未来永劫責任を問われ続けるものだとは考えられていない。
極端な話、ドイツ人は、ドイツ人の一部がある時期に宇宙人のように全く別の生きものになって、
見境なく無差別殺人を始めた、くらいにしか思っていない。
だから、ドイツ人は、頭を下げ謝罪する程度の、いわゆる道義的責任は認めても、
被害に見合った金を払えと要求されたら、断固拒否する。

ところが、ドイツ人は、日本の軍国主義が引き起こした諸々の戦争犯罪は、
日本人全体が民族として起こしたものであり、それについて、
日本人は民族として未来永劫背負うべき重大な責任があると考える。
だから、メルケルは、日本に対して「過去を直視せよ」などとヌケヌケと言うわけだ。