>>472 続き
実際には、チプラス達は共産主義者やトロツキストで愛国者では無い。
だから、EUグローバリズムと気脈を通じて、この大芝居をうてたと
見ておくべきでしょう。

なお、実際にはドイツは「やりすぎ」てしまった、と思う。
既にGDPの25%を失ってきた緊縮財政(デフレ経済運営)で、
職業経験を積んでいないギリシャ国民(就職歴の無い若者)が大量に
産み出され、徐々に(実質的な奴隷として)EU各国の最下層に
組み込まれつつある。
この上、実際には絶対に返済できる見込みがない借金の返済を口実に
予算編成権を奪い、国民経済を立て直す機会を根底的に奪って、
ギリシャをゾンビ化させてゆくと、米国を苦しめる階級対立「黒人問題」
と同様の大規模で根深い階級対立をEU内に生起させることになる。

ドイツは第一次世界大戦の賠償の対外債務で国内生産の産物を全て外国に
奪われてゆく苦しみの末に、ナチス独裁によって周辺国へ反撃した。
そのドイツが、自分がされた対外債務による民族国家の圧殺をさらに
上手に徹底的に実施しており、非道と暴虐とゲスの極み。