星岡窯も人の入ってこれない変な場所だし、永田町に会員制料亭があったし、
なんか諜報活動してたんでしょこの人。

親父は自殺してるし、母も失踪してるしこの人の身元自体が不明瞭。
おまけに拾ってくれた警察官も行方不明になり、その妻も病死。
朝鮮総督府の官吏になってるし、この頃から諜報に手を染めたんじゃないかな。

諜報活動は自分で資金を生み出さないといけない(会計処理しづらいから)。
だから、自分の窯で作った焼き物に自分で評価を与えて値を釣り上げた。
資金援助したい団体や政治家も買うから、自然と値はつりあがる。
土が巨額の現金にかわるわけだから、諜報活動にはもってこいだ。

藤田嗣二とか、佐伯祐三を支援した吉薗という陸軍特務の話とか、
こういう話は調べると結構出てくる。